サイレントマイノリティー 〜一橋地理受験のすゝめ〜

少ないけどちゃんといます

初めて書きます、うどんパンダです。どうも。

冬です、12月です、そう受験シーズン直前です。

一橋の入試の目玉は社会ですよね。

世界史、日本史受験者って多いですよね。

でも入試の時にわかったけど、地理受験者が圧倒的に少ない!!

入学してからも地理受験者に遭遇することは滅多にないし、周りが世界史とかの話しだすと愛想笑いしかできなくなります。

さらに少数派ということもあって、勉強法などを記したサイトが少ないのも難点です。

だから地理受験者の僕が一橋大学入試の地理への取り組み方を説明したいと思います。

※この記事ではあくまでうどんパンダの経験に基づくものであり、参考程度に考えていただけると幸いです。

※あと真面目系記事なんでものすごく単調になると思いますがご了承ください。

一橋地理受験で大切なこと

一橋の地理は他大学と比較しても扱うテーマがかなりマニアックです。例えば、東大の地理はいかに教科書の内容を理解できているかを試すイメージがあります。だからといって、あらゆる国のデータを覚える事が一橋の地理を攻略することにはなりません。地理の基礎ができていなければ話になりません。まず基礎固めをしっかりやりましょう。基礎を固めるにはセンター試験対策の参考書(予備校講師の名前が入ったアレなど)がいいと思います。

基礎を固める時に頭に入れておきたいことは地理に関する因果関係です。具体的に言うと、「こういう経済事情でこんな現象が生じた」とか、「A国とB国の結びつきが深いのは歴史的にこういうことがあったからだ」とかを理解しておくことです。こうみてみると、地理の学習には多少は政治経済や世界史の知識も必要です。

 

基礎が出来たら練習

基礎を固められたら、早速論述問題に取り組んでください。最初は字数を埋めることができないかもしれません。それでいいんです。ただし解答・解説をじっくり読んでください。その問題の重要なポイントについてまとめられているので、解説からも情報を得るようにしてください。記述練習にオススメの問題集は『実力をつける地理100題』(Z会出版)です。さまざまなタイプの入試問題に取り組むことができるのが魅力です。

(画像引用元:Amazon

 

 

地理を勉強するときに役に立つ参考書・資料集

地理を勉強しようという時、地図帳を必ず側において勉強してください。常に地図を見て、国の位置関係や主要都市の名前などを確認するようにしましょう。目に触れる回数が多ければ自然と頭に残りやすくなります。

実を言うと学校で購入させられる教科書や資料集でも、ある程度ならば詳しい内容が書かれているのでかなり役立ちます。けれども、一橋を受験する場合それだけでは少し足りない気がします。そこで紹介したいのは以下の3冊です。

『図解・表解 地理の完成』(山川出版社)

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ジャンル別に重要語句とその説明や図解がかなり詳細に書かれています。記述対策用の設問もあり、論述の練習にもなります。(解答例がないのが残念・・・)

『データブック オブ・ザ・ワールド —世界各国要覧と最新統計—』(二宮書店)

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毎年新しく発行しており、ほぼ最新のデータを知ることができます。また後半部分には全ての国ごとのデータが掲載されており、一国の情報がまとめて得られるのが便利。

『世界国勢図会』(矢野恒太記念館)

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こちらも毎年新しく発行されており、自然や貿易など複数のジャンルのデータとともに、それぞれについての近年の動向や課題についての記載がされています。時事内容にも対応しやすくなります。

 

知識の吸収はほどほどに

一橋の地理の過去問を解いていると、「知らんがな!」と言いたくなるような知識を使う問題があります。しかしこの対策のために時間を割くのは正直勿体無いです。満点を取らなくても合格はできます。その因果関係や仕組みがわかっていることの方が大事なのです。しかもだいたい同じ因果関係や仕組みについて説明する問題は多いので、定型句を決めておくのもアリです。

あと、時事的な内容に関した出題もあります。(昨年でいえばイギリスのEU脱退に関した問題がありました。)でもそのまんま時事問題はあまり出ないと思います。(多分ただの話題づくりです。)でも時事ネタに興味を持つことで出題の傾向を予想できると思います。表やグラフをその場で読み取る能力も必要になりますが、言い換えればマニアックな知識なくても問題のデータを読み解くだけで字数を埋めることができるます。

終わりに

正直本番の入試には見たことのない単語やデータが出ると思います。だからといってビビる必要はありません。自分の知っている範囲のこと最大限書き尽くしましょう。(多少曖昧なこと書いても大丈夫だと思います。)地図と友達になるぐらい地図を見るようにしてください。

 

ヒトツマミは全ての受験生を応援しています。