コンテンツ
幸せになりたい。
みなさん、こんばんは。
ぽんぽこマウンテンです。
新年あけましておめでとうございます。
かわいい。
これからもよろしくお願いします。
さてさて、この記事を書いてるときはまだ2016年。すこぶる寒いです。2017年も寒いか。
2016年も終わりに近づいてきたある日、家に帰ってテレビをつけるとあの映画がやってました。
その映画は……
たぶん違ういや絶対違う。
テレビで放送しているわけがないや。なんでもないや。
まだまだ大ヒット上映中ですね!
本当に放送していたのはこっちです!!
そう!!
ビリギャルです!!
高校2年生にして、小学4年レベルの学力のギャルをいかにして慶應義塾大学現役合格にまで導いたかが、軽妙な、笑いを誘うタッチで描かれているこの作品。
自分は映画館に行ったことがないです。
すごくウソです。映画館には何度も行ったことがあります。
映画館でこの映画を見たことはありません。
だからテレビで見てみることにしました。
じーーー………………。
お話は順調に進んでいきます。
が、ここで、自分は持ってはいけないある思いを持ってしまいました。
まっ、ぼくも慶應受かってますけどね。
……っていう思い。
いや、本当にごめんなさい。
一人の先生との出会いや、家族の絆が描かれたストーリーに感動するよりも、自尊心を高める方が先でした。
~冒頭のシーンにて~
さやか(主人公)
「さやかね、がんばって慶應いくことにしたの!」
ぼく「滑り止めだったなww」
~終盤に模試が返ってきたときのシーンにて~
さやか
「C判定…合格可能性……50%!!!涙」
ぼく「A判定だったわwww」
クズ過ぎて笑えない。
こんなことを考えてしまっている自分をメタ認知した自分は思いました。
でもぶっちゃけ俺、慶應に憧れてない?
たくさんサークルがあって……
都会のキャンパスに通えて……
大学名を聞かれたときに、遠慮がちに、
「あっ、ひとつばしってとこで……」
と言わずに堂々と言える……!
慶應にいってれば、もっと楽しい大学生活だったんだろうな……
慶應にいってれば……
???「ちょっと待ったあ!!!!!!」
ぼく「あ、あなたは……?」
???「一橋大学を創設した、森有礼です。」
↑森有礼(もりありのり)
ぼく「!!!!!……やばいやばい……媚を売っておかないと…………森先生!ぼくは、市民社会の学である社会科学の総合大学として、リベラルな学風のもとに日本における政治経済社会の発展とその創造的推進者の育成に貢献してきた一橋大学の一学生として、自覚と誇
森有礼「貴様は自分の環境に不満を言い、他人からの評価ばかりを気にかけている。このままでは一生幸せになれないぞ。」
ちーん。
ぼく「ううっ……森先生、それではぼくはどうすればよいのでしょうか?このまま人生に希望を見いだせずに死んでいく運命なんですか!!」
森有礼「ふふふ、焦るでない。お前には特別に秘密の書を授けよう。そしてお前はいま、この瞬間から幸せになることができるのだ。」
ぼく「ほんとうに!やったー!!わーい!!!これで人生イージーモードや!!!!」
きらきらー。
ぼく「ゲームで見るような宝箱だ!この中に秘密の書が……!!!よし、開けるぞ!」
ぱかっ。
………………。
………………………………んんっ?
これは……………………………………!
はい、自己啓発本でした。
自己啓発本…人間の能力向上や成功のための手段を説く書籍のこと。(Wikipediaより)
くそ、森先生め、なにが秘密の書だこんちくしょう。
市販品じゃねえか。
しかも130万部突破とか全然秘密になってないし。
でもせっかく森先生からもらえたので、読んでみることにしました。
ぼくは本当に、いま、この瞬間から幸せになることができるのでしょうか?
「嫌われる勇気」とは?
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
↑アルフレッド・アドラー
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
自分は自己啓発本など読んだことがなかったのですが、本書をなんと2周してしまいました。
それだけ病んでたのですかね。(笑)
でも病んでない方でも、人生に悩みを持っている方であれば、アドラー心理学のこれまでにない新しい考え方は有意義なものになると思います。
そのアドラー心理学の中でも個人的に印象に残った考え方をご紹介します!!
「原因論」と「目的論」
突然ですが、あなたは理想の自分になりたいと思ったことはありますか?
多くの人はいまの自分に満足せず、変わりたいと思っているはずです。
だが、なかなか人は変わることができない。
なぜでしょうか?
それは、多くの人が、過去が「原因」で、いまの自分があると考えているからです。
しかし本書では原因論を完全に否定します。
「あらゆる行動にはすべて原因がある」ということを当たり前だと考えていた我々にとっては、かなり暴論に思えるかもしれませんね。
そのかわり本書では、あらゆる行動には何らかの目的がある のだと主張しています。
………………難しいですね。
自分でも何を言っているのかよくわからなくなってきました。
かわいい。
わかりやすく例を用いてみましょう。
たかしくん(20)は一橋大学経済学部2年生。
男。B型。野球サークルに入っています。
たかしくんにはある悩みがありました。
それは、彼女ができないこと。
中学高校も男子校だった彼はこれまでの人生で一度も彼女ができたことがありません。
それでもたかしくんは彼女がほしいと常に思っていて、気になっている子もいますが告白するには至りません。
常にって気持ち悪いですけどね。
たかしくんに、彼女ができない理由を聞いてみましょう。(笑)
たかしくんは考えてからこう言います。
「一橋大学は男女比が7:3だし~慶應と違って出会いが少ないから~彼女ができないんだ……。
それに俺は中高が男子校だったから~女子が苦手になって彼女ができないんだ……。」
慶應が出会いが多いのかは知りませんが、一見すると、彼の考えは理にかなっているように思えますね。
しかし、アドラー心理学では原因論を否定し、目的論の立場から彼を分析します。
たかしくんに彼女ができないままであるのには、彼にとって「彼女を作りたくない」何らかの目的があると考えられます。
そんな馬鹿な話があるか!と思われるかもしれません。
たかしくん自身が彼女がほしいと思っているのに、独身でいたい目的などあるわけがない、と。
しかし、たかしくんが独身のままでいたいと思う要因は容易に考えられます。
例えば……
・これまで一人で生き慣れていた生活を送ることはとても楽。この20年間続けてきたライフスタイルを変えるのが面倒だから、彼女を作る努力をしない。
・気になっている子に告白をすると、相手が自分をどう思っているのかがわかってしまう。もし告白をしなければ付き合うことはできないが、フラれることもない。現実を受け入れたくないから、彼女を作る努力をしない。
いかがでしょうか?
このように人の行動には必ず目的が伴っているというのが、アドラーの考え方です。
まあ、だからなんだって話ですよね。
どっちみちたかしくん彼女できねえじゃねえか!って声が聞こえてきます。
どっちみちたかしくん彼女できねえじゃねえか!
聞こえてきました。
しかし!!
いまの自分を考えるにあたって、それを原因論で考えるか、目的論で考えるかは、幸せに生きられるかどうかの大きなターニングポイントとなるのです。
あらゆる行動には原因がある、と考えてみましょう。
すると、いまの自分と理想の自分とのかい離を、環境や他人のせいにしてしまいがちになります。
自分は悪くない、世の中が悪いんだと考えてしまう。
果たしてそこからいまの自分は理想の自分へと成長するでしょうか……?
次に、あらゆる行動には目的がある、と考えてみます。
すると、あらゆる行動は、すべて自分の中の目的に沿って行動していることになります。その「目的」がどんなに情けないとしても。
ここで大事なのは、いまの自分と理想の自分とのかい離は、すべて自分の意識の中にある問題となる点です。
つまり、理想の自分へと近づくためには、自分の中にある「目的」を変える勇気を持てばよいのです!
結論
いかがでしたか?
最後まですべて読んでくれた方がどれほどいるのか不安ですが、さっそく結論いきます。
ぼくは「嫌われる勇気」を最後まで読んで、
いま、この瞬間から幸せに……
なれませんでした。
なぜ変われなかったのか?
主な原因としては、「忘れ」が考えられます。
……え?忘れ???
本書に書かれたことを実践しようと思い、内容を思い出そうとするのですが、
あんま覚えてないっていう。
いやあ、お恥ずかしい。
ぼく本読むの苦手ですわ。
まあこの本の中でも、アドラー心理学を真に理解できるようになるまでは、かなりの時間を要するって書いてあったし、仕方ない仕方ない。
それでも!
ぼくはこの本をおすすめします!
(説得力ゼロ)
この記事で紹介したアドラー心理学の考え方は数ある考えのなかの一つに過ぎず、他にもたくさんの考えが載っています。
たくさんの新たな考えの発見は、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
そして、物事を新たな視点からみていくことができるようになった気がします。
あんま覚えてないけど。
少しでも興味が沸いた方は、冬休みにでも読んでみてください!
ぜひ!
…………ん?
……冬休みは今日で終わりでした。