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授業終わったら二郎からの武道館ライブで優勝!?せえへん???
こんばんは、ゴンゾーです。
いきなりですがみなさん、如水会館ってご存知ですよね?
如水会館
如水会館とは一橋大学の同窓会である如水会の同窓会館で、東京都千代田区一ッ橋2-1-1という超都心に位置しています。みなさん新入生歓迎パーティーなどで一度は行かれたことがあるのではないでしょうか?
しかし、一体なぜ国立というド田舎にある一橋大学の同窓会館が皇居の目の前、東京駅から車で5分という東京のド真ん中あるのかというと……
かつて一橋大学がそこにあったからです!!
ご存知の方も多数おられると思いますが、1875年に銀座尾張町にある鯛味噌屋の2階に「商法講習所」が設置されたことに端を発する一橋大学は、翌年、同じ銀座の木挽町に移転したのち、1885年に当時の東京外国語学校(現在の東京外国語大学)と合併し、外国語学校があった神田一ツ橋に移転しました。しかし外国語学校は外に追い出され、高等商業学校が神田一ツ橋の土地を乗っ取ってしまいます。外語大からしたら一橋大学は随分とあこぎですね。
現在の一橋大学国際企業戦略科の入っている建物の敷地内にはちゃんと東京外国語大学発祥の地の石碑がある。
そのまましばらくの間、神田一ツ橋で講義をしていた東京商科大学は1923年の関東大震災で校舎の大半を失います。以前から学生数の増加で神田の校舎を手狭に感じていた東京商科大学は、これを奇貨として谷保村(現在の国立市)への移転を決定。1930年までに大学の主要部分は完全に国立学園町に移転して、今に至ります。
ただ、神田一ツ橋校舎時代に建てられた如水会館はこの土地に残り、改築を経ながら現在に至ります。また、一橋大学国際企業戦略研究科や一橋講堂も如水会館の隣の建物に入っています。
長々と述べてきましたが、僕が言いたいのは
かつて一橋大学が東京のド真ん中にあったということ
です。そしてそのことを知った僕は思いました。
そこにキャンパスがあったらどんなに楽しい学生生活を送れていたのか
と。
以下、
・食
・遊び場所
・アクセス
の観点から、もし一橋大学が神田一ツ橋から移転していなかったらどんなに楽しいキャンパスライフを送れていたのか検証していきます。
メリット①:食 |
神田一ツ橋にキャンパスがあったとして、その一番のメリットは食です。
いや国立のメシもうまいだろ!!
ってキレてるあなた。その気持ちはよく分かります。国立のごはんはおいしい。
しかし、ホットペッパーグルメで検索してみると……
国立が210件なのに対し
神田一ツ橋から歩いて2分の場所にある神保町はなんと820件。
およそ4倍です!!
お店の種類も一橋生にお馴染みのこの店から
国立には少ない本格レストランのお得なランチまであります。
そして、国立と神田一ツ橋との差を決定的なものにするのがこのお店。
そう、神田一ツ橋には二郎があるんです。
国立に通う今の一橋生が二郎で優勝するには府中や小金井まで行かねばなりませんが、ラーメン二郎神田神保町店は如水会館のある場所から歩いて5分くらいで着いてしまうほどの好立地。手軽に優勝できるというアドに国立はなすすべもなく敗北です。
結論①:食文化は神田一ツ橋の勝利。
メリット②:遊び場所 |
神田一ツ橋は遊び場所でも国立を凌駕しています。
もちろん、都心に近いというだけでも十分に国立を超えていますが、神田一ツ橋の徒歩圏内にも数多くの魅力的な場所があります。
まず神田一ツ橋に隣接する神保町。言わずと知れた日本一の古書街です。
すずらん通り
歴史ある古書店が数多く並んでいるこの街は読書好きの学生にはたまらないはずです。
さらに、靖国通りを西へ直進すれば徒歩10分ほどで日本武道館、白山通りを北へ直進すれば同じく徒歩10分ほどで東京ドームに行くことができ、授業帰りにライブやプロ野球を観に行くなんてことも気軽にできちゃうんです!
日本武道館。東京ドームの写真は撮り忘れました。
さらには国立にはないパチンコ屋もあります。
パチンコ&スロット「人生劇場」。略してJG。
さらにさらに、東京ドームの隣には遊園地まであります。授業帰りに毎日ジェットコースターや観覧車に乗れるなんて夢のようですね。
遊び場所で国立はまたしても神田一ツ橋に無惨な敗北を喫します。
結論②:遊び場所も神田一ツ橋の勝利。
メリット③:アクセス |
最後はキャンパスへのアクセスです。
国立は特に千葉・神奈川方面からの通学に時間がかかると悪名が高いですが、神田一ツ橋にキャンパスがあった場合はどうなのでしょうか。このことを検証するために、まず、神田一ツ橋にある如水会館の最寄り駅を知る必要があります。
通学で使えそうなのは徒歩2分の地下鉄東西線竹橋駅、徒歩4分の都営新宿線、三田線と東京メトロ半蔵門線の乗り入れる神保町駅、中央線と総武線の乗り入れる御茶ノ水駅です。
これらのうちどれかを使うと仮定すると、乗り換え時間にもよりますが横浜駅からは40分、千葉駅、大宮駅、国立駅からは50分ほどで通うことができます。
そう、どこからもバランスよく通いやすいんです!!
キャンパスが神田一ツ橋にあれば、しばしばTwitterで見かける、1限のために朝早く家を出ることを余儀なくされている一橋生の下宿したいけど親がさせてくれない芸を見なくて済んでいたかもしれません。
神田一ツ橋キャンパス、もはや無敵です。
結論③:アクセスも神田一ツ橋の勝利。
2つのデメリット |
これほどのメリットを持つ神田一ツ橋キャンパスにもデメリットが2つあります。1つ目は
下宿する場合、家賃が高すぎて近くに住めない
ことです。
周辺にある不動産屋で神田一ツ橋周辺で下宿した場合の家賃を教えていただいたところ、標準的な賃貸アパート(1K/7.8畳/25㎡/バストイレ別)で月10万5千円だそうです。高い。
そのため、下宿する場合は地下鉄沿線に住んで電車通学しなければならず、始業ギリギリまで寝てるなんてことはできなくなりそうです。
そして2つ目のデメリット、それは
東大発祥の地が目の前にあり学歴コンプをこじらせる可能性がある
ことです。
如水会館やその隣にある一橋大学国際企業研究科の建物の向かいには、学士会館という建物があります。
学士会というのは「東大や京大をはじめとする旧帝大の卒業生やその教員を構成員とするアカデミック・コミュニティ・クラブ」だそう。その学士会の本部である学士会館がなぜここにあるのかというと……
旧帝大の親分格である東京大学がここで発祥していたから。
もし神田一ツ橋にキャンパスがあったら、東大という最強の学歴を前に、私たちは日々頭が上がらない惨めな日々をおくっていたのかもしれません。
最後に |
もし一橋大学が如水会館のある神田一ツ橋にあったらどんなキャンパスライフが待っていたか、みなさんご想像いただけたでしょうか?
もちろん東京郊外にある国立キャンパスには都心とは違った良さがたくさんあります。どちらが好みかは人それぞれですが、都心のキャンパスに通っていたら僕たちにはどんな生活が待っていたのか、たまには想像してみるのも楽しいかもしれませんね。
以上、「もしも一橋大学が如水会館のある神田一ツ橋にあったらどんな学生生活を送っていたのか調査してみた」でした。