最強の地元選手権 エントリーNo.2 くまのこ
こんにちは!わたくし、くまのこ の出身は金沢。この場を借りて、金沢の魅力を金沢弁で伝えていきたいと思っとるげん。
(注釈:博多弁の「けん」はめっちゃ可愛いのに、濁点が付いた瞬間生まれるブス感。これぞ方言界隈の蛇足)
金沢といえば、世界で最も美しい駅ひとつに数えられる金沢駅が有名やがいね。
標準語訳:やがいね→だよね?そうじゃないとかあり得ないよね。うん、そう じゃないとか絶対言わせないから、もし言ったらそんときは…ふっふっふ)
この壮麗な駅の姿を。カッコよすぎです。イケメンです。Not イモ!
ほんでいね、去年の夏に帰省したとき、金沢駅の構内に下のコピーがぶら下がっ とって感動してんて。
そうねんて!金沢はいつ来ても魅力満載ねんから。
ということで、これから清少納言の『枕草子』風に金沢を紹介していきまーす。え、金沢弁は?もう終わり?と思ったそこのあなた。 金沢においでまっし。たくさん金沢弁のシャワーに浴びまっし。
(最後の注釈:まっし→柔らかい命令形)
まだ、金沢に感情移入できなていないあなた。
『枕臭子』(題名は、内容と全く関係ありません)を読みまっしね。
(期待に応えて復活した注釈:まっしね→まっしの変化形。すなわち柔らかい命 令形。誤訳→まっ死ね)
『枕臭子』
春は、兼六園。あけぼのもいいけど、夜にまさるものあらんや(いや、ない)。 水面に映る夜桜、現実の桜との区別つけ難しと思うこと四六時中。花より団子、 花より男子と豪語する者も、この夜桜の前では、ただただ時を忘れて見つめるばかりなり。
夏は、忍者寺。あまたに仕掛けられた罠や抜け穴、ひとつふたつ見つけていくの、 いとをかし。童心に返る心地す。薄暗い寺から出て、青い空に白き大きなる雲見つけるのも、をかし。蝉など鳴いているのもいとあはれ。
秋は、21 世紀美術館。まあるい硝子越しに届く、秋の柔らかな光を浴びる現代アート、決して穏やかならず。芸術家の創造のエネルギー今にも硝子の外へ溢れ んとす。夏去りて寂しい心を慰めるものをば、此処にあるなり。
冬は、雪の朝。しんしんと雪降る夜の翌朝は、澄んだように空晴れることあり。 醜きもの、汚きもの、全て覆い隠す雪、いといみじ。犀川のほとりや金石港まで ゆけば、雪化粧した見事なる白山見えるべし。日高く昇て、雪、土と混ざり黒くなるのはいとつきづきし。
をわり
どうやったけ?少しでも、金沢の魅力を感じていただけたら幸いやわ。
最後まで読んでくれて、あんがと(標準語訳:ありがとう)