モニター留学裏体験記 in Atlanta−流石に日本帰りてえと思った瞬間TOP10 前編

 
こんにちは!

 

モニター留学二期生で、去年の夏休み、アメリカのアトランタへ派遣された、すこーです。

 

大学の留学必修化元々はともかくとして、モニター留学という制度は僕にとってはとてもありがたい制度だったと思います。

 

一ヶ月で10万円という破格の安さの自己負担(第一回は無料だったそうです)

 

そして僕は奨学金15万円(給付)をもらうことができたので、実質5万円のお小遣いをもらって一ヶ月の貴重な経験をさせていただきました。幸せだ!

 

生まれてはじめての海外体験ができましたし、語学力も(少し)伸びましたし、なにより英語を話す自分に抵抗感を感じなくなったのはとても大きかったですね!

 

まあ、ここでは、そんな真面目な話ではなく…。

 

僕が、モニター留学中に早く日本に帰りてえ…と思った出来事を厳選して、お送りしたいと思います。

 

今となっては笑い話ですが、当時ではわりとつらかった体験の数々です。

 

ではランキング形式でどうぞ。

 

 

 

 

そもそもアトランタってどんな街?

 
 

…とその前に。

ランキングに移る前に少しアトランタについて紹介します。

詳しくはウィキペディアみてください。(レポートでは絶対やっちゃいけない行為だゾ。)

アトランタは、ジョージア州の州都で、1996年にはオリンピックが開催されたこともあって、そこそこに都会な街でした。

観光地もそこそこにあって、そこそこに楽しむこともできました。

みなさんご存知のコカ・コーラやCNN、デルタ空港など本社があるビジネス都市の一面もあります。

コカ・コーラのミュージアムやストーンマウンテンという岩山、世界最大の水族館であるジョージア水族館などもあります。楽しかったです。

南部の都市であることもあって、人がとても優しかったり温かったなという印象でした。

道を聞いても、笑顔で応対してくれる人が多かったです。

(北部に留学している友人は人が冷たいといっていました)

それでは、流石に日本に帰りてえと思った瞬間ランキングTOP10−6までを紹介します!

第10位 黒人コミュニティに一人置き去りにされた。

 

初めての海外。初めてのホームステイ(他の派遣先は寮のところもあった)。

もうドキドキでした。

自分の英語力にも自信がないし、そもそも他人の家に泊まること自体ほぼ初めてだし…

 

そんな期待と緊張に満ちたモニター留学。

 

成田空港からハーツフィールド・ジャンクション・アトランタ国際空港へ(実は世界で一番発着回数の多い空港)14時間のフライト。そして空港から語学学校が手配してくれた送迎車での移動。

 

5人ほどの一橋生が僕と同じ車だったのですが、僕が降ろされる順番がラストでした。

(この時から若干嫌な予感がしてた)

 

ここからはうろ覚えですが…

 

一人目、降りる。

 

二人目、降りる。

 

三人目、降りる。しかしホームステイ先が不在。とりあえず隣の家へ。

 

四人目、降りる。しかしホームステイ先が不在。

 

といった感じでとにかくグダグダで車の中に2時間以上取り残される始末。

ここで重要な事に気がつく。

 

 

「あれ?出迎えてくれてるホームステイ先、みんな黒人じゃね?」

 

 

決して人種差別というわけではありませんが、僕自身周りに黒人さんがいなかったせいもあって少しドキドキ。やっぱり筋肉すごいです。ガタイが黄色人種のそれではありません。そりゃオリンピックでメダル量産するよ。一般人であれだもん。うん.

 

 

そんなこんなで(無事?)僕のホームステイ先もジャマイカからの移民一家、黒人さんでした。

 

そこの息子さんは同い年でした。

 

バスケが得意だそうで、身長が6.7フィートとか。二メートル超えてるやん。

 

どうやら周辺一体のコミュニティーが黒人コミュニティらしくて、どの家も週末にはタンクトップで自慢の筋肉を見せつけながらBBQかバスケしてました。

 

正直怖かったです。

 

 

 

ぼく、黄色人種。

留学は孤独だ。

 

 

 

 

第9位 ハウスメイトの留学生がクソボンボンだった。

 

ホームステイ先には息子さんの他に、もうひとり男の子がいました。

南米出身の留学生です。こいつもかなりガタイがいいです。同じ語学学校にかよってます。

(以下ハビくんと呼びます。)

 

到着翌日の9/1が、Labor Dayという祝日だったのでいきなり学校がお休みでした。

しかし朝9時をすぎても誰もおきてきません、一人寂しくキッチンでシリアルを食ってました。

 

するとハビくんが起きてきました。

彼はスペイン語訛りの英語で「一緒に公園行こうぜ」って言ってきました。

 

なんだこいつクソいいやつじゃん

二つ返事で「OK」というと、

 

彼は、「じゃあ外の俺の車に乗っておいて」と言ってきたのです。

 

「え?これお前の?え?留学生の分際で車もってるの?なんで?なんで?」

 

 

NISSAN車でした。話を聞くとレンタカーではないとのこと。

自分の車なのか。

もしかしたら結構金持ちなのかもしれません。

 

車内ではずっとスペイン語で話かけてくるハビくん。

僕は英語の勉強しにきたのに….

そういえば、彼に貸した公園の駐車代の5ドル。未だに返してもらってません。

今のレートならすた丼が食えます。絶対許さない。絶対にだ。

 

 

そんなハビくんですが、留学期間中に、プレイステーション4と『Call Of Duty』を買ってきました。やっぱり金持ちです。

 

ここで僕、頑張ったんです。

プレイステーション。一応日本のゲームです、コミュニケーションメイキングのチャンスです。

 

ぼく「今度、一緒にゲームしよう!」

 

勇気を振り絞りました。

 

ハビくん、何も答えず、あいそ笑いしながら、PS4を自分の部屋にもって帰ってしまいました。

 

そして部屋から二度とでることはありませんでした。

 

 

 

かなしい。

 

 

 

第8位 登校時間までアメリカンサイズになる。

 

日本では国立にひとり暮らししてる僕。

大学までは歩いて8分程度でしょうか。健康のため徒歩で通ってます。

 

自転車だともっと近いです。しかし昨年の12月に買って一週間で盗まれました。

犯人さん。このサイトを見てるならそっとアパートの前に返しといてください。

西友で買ったオレンジのやつです、お願いします。

 

いずれにせよ、登校手段は重要です。

日本にいるときに国◯課から渡されたルートが書かれた紙によると、なんと所要時間「90min」!!

 

 

「いや、遠すぎるだろ!」

 

大学に抗議しました。もちろんです。

代理店のかたに「いや、これはまちがってる。多くても60分以下だ。」という言質をとりました。

まあ、許せる範囲です。しかたない。

 

 

 

…。

それが本当ならね。

 

 

 

そして授業前日、ホームステイ先にて、登校経路の紙をみせると

 

息子さん「これはクレイジーだ。このルートなら3時間はかかるぜ」

 

ぼく「????」

 

調べたらマジでした。このルートなら最初のバス停まで徒歩40分です。

 

急いで息子さんに最もポピュラーなルートを教えてもらうことに、

 

まあ、そのルートも

徒歩→バス→地下鉄→乗換→地下鉄→徒歩 で2時間以上は普通にかかりました。

 

しかも1限が8:30なので6時前には家をでないといけません。

しかもアメリカって7時くらいにやっと日の出なので、本当に真っ暗です。

同じ留学先の女の子はバス一本で20分といってました。世界は僕に厳しい。格差社会です。

 

毎日のWeb報告にて大学に対し、悪口を書きまくったことはいうまでもありません。

 

 

 

なお、前述のハビくんは自慢の自家用車での送り迎え往復8ドルという商売をやってました。

 

違法だ。たぶん。

 

なお彼については余罪があるので後述します。

 

 

 

 

 

 

 

 

第7位 トーストにアイスクリームをのせて食べたら、バカにされる。

 
 

ある日の朝食です。たぶん芋のペーストとたぶん鶏肉とたぶんチェリージュースです。

味については想像にお任せします。

化学反応を感じたとだけお伝えします。

向こうに見えるくだもの的なものはただの飾りです。フェイクです。

 

 

でました。王道、シリアルです。

ホームステイ先にはシリアルが1年分常備されてました。

そんなに甘くないです。ホストマザーが健康志向らしいです。なぜか酸味がありました。

しかもこのシリアル、早く食べないとミルクが凝結してプルンプルンになります。

毎日が化学実験です。文系なのに。

未だにその仕組みがわかりません。

 

 

 

 

まあ、こんな感じの食生活を送ることはだいたい予想していましたし、食文化として受け入れる心の広さも僕にはあったわけです。世界は丸いもん。大人だもん。アメリカだもん。郷に入れば郷に従うよ。人様の文化に口出してはいけません。

 

 

ただひとつ、許せないことがありました。

 

僕が朝食として、トースターで焼いた熱々のブレッドと、自由に食べていいと言われたアイスクリームをその上にのせて食べていた時の話です。

 

熱々パンとキンキンアイス、最高の組み合わせじゃないですか。

もちろん体にわるいことは分かってます。

体にわるいもののほうが旨いんですよね。

 

 

そんな至福のときをすごしていると、ホストマザーが僕に

 

「HAHAHAHAHHAHAHHAHA、You’re crazy guy.」と言ってきました。

確かにそう聞こえました。

 

 

そして「栄養だ。プロテインをとれ」

 

と言わんばかりに勝手にその上にチーズをかけてきたのです。

 

 

もう、ブチギレです。

仏と名高い僕の顔から笑顔が消えました。

 

 

 

 

「あ?お前が栄養なんて抜かすんじゃねえよ。だいたいあの飯はなんだ?牛乳が固まるシリアルなんてどこで売ってるんだ?怒」

 

 

 

これを表現する英語力がまだなかったことが幸いです。

 

アメリカ人にジャンクフードを馬鹿にされる。屈辱です。

 

 

 

第6位 毎夜のごとくGと夜を共にする

みなさんゴキブリ(以下G表記)は好きですか?

 

僕は嫌いです。

 

日本の自宅での話ですが、昨年の4月に1回Gがでたんです。

寄声をあげながら、スプレーをかけまくりました。夜中の3時の話です。

その後ブラックキャップを二箱分、部屋のいたるところに設置しました。

完封です。我々の勝利です。今のところ。

 

 

 

そしてアメリカのホームステイ先。

 

初めに断っておきますがとてもいい家庭です。

家のインテリアもオシャレですし

ホストマザーもホストファザーもむちゃくちゃやさしいです。

 

 

でもでるんです。Gが。夜な夜な。

 

 

夏のアトランタ、夜でも非常に熱い。

 

自然と薄着で寝ることになります。

 

毎晩、寝てると…

太ももや首筋に妙に感覚がはしります…

 

さらさらとくすぐられているような…

 

かなり不快感のある感触です…

 

恐る恐る手を伸ばしてみると…

 

 

……!

 

 

これがほぼ毎晩です。

 

最終的にはGが可愛くみえました。

 

吊り橋効果かな?

 

 

 

 

余談ですが、帰国後、衣類を洗濯しようと思って、洗濯機を開けたら、中にGの死体が転がってました。

出れないなら洗濯機なんか入るなよ…。

 

身の丈に合わない挑戦は身を滅ぼすだけです。

 

 


以上6位までの発表でした。

 

1年たっても自分にとっては忘れられないセンセーショナルな体験の連続でしたね。

 

さて、TOP5はこれらよりもかなり厳しい体験です。死すら感じた体験もあります。

 

それでは、後編へ続く!