「授業には手を洗って出席してください」「性欲が抑えられない」……
夏が終わった。ゴンゾーです。
早速ですがみなさん、履修はどうやって決めましたか?友達からの情報を基に履修を組むこともあるかと思いますが、多くの人が使うのがこれ。
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Mercas(マーカス)です。シラバスを参考に興味のある授業を見つけ出し、友人や先輩からの評価も参考にしつつ、最終的にはガイダンスに出席して履修するか決めるのが王道ではないでしょうか?
このシラバス、ほとんどは授業内容や評価基準が淡々と書かれているのですが、本当に時たま訳の分からないシラバスがあるんです。今回は冬学期に開講する般教・学部科目計654科目のシラバスを全て調査し、その中から見つかった変なシラバスを4つ紹介します。
1.火曜2限 日本近代文学Ⅱ |
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なんかヤバい。
この授業、大正期の文学作品を1コマで1作品ずつ取り上げ解説していく般教です。「大正期は無意識(欲動)が大きな権力を発揮した時代であり、それに対して作家がどのように挑んだのかを読解していく」とのこと。シラバスを読み進めればまともな授業であると分かりホッとしますが、シラバスの最初にドキッとする一文をもってきたところに文学の講師としてのセンスの良さが感じられますね。
2.月曜2限 フランス語上級 |
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絵文字めちゃカワイイ。
シラバス中に計29個の絵文字が使われていました。シラバスの90%がフランス語で書かれていたためフランス語未習者の僕には「シャンソンを鑑賞すること」しか分かりませんでしたが、シラバスから楽しそうな授業の雰囲気が伝わってきます。ちなみに講師のフィリップ・ドゥニオ先生は他にも5つほど授業を担当しているのですが、絵文字があるのはどういうわけか月曜2限のシラバスだけでした。654科目中シラバスに絵文字があるオンリーワン科目です。
3.金曜2限 映像文化論 |
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東進かよ。
この授業もう1つ不思議なところがあります。
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上書き再履限定。
クラス語学を除くと受講者が再履修限定の授業は珍しいです。シラバスには「来年度に再開予定であるが、未定」とも書かれていました。新カリキュラムへの対応に追われているのは学生も講師も同様なのかもしれません。来年度からどうなるのかを大学は早く紙なりホームページなりではっきりと発表してほしいというのが個人的な願いです。
4.火曜4限 教養ゼミナール |
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小学校かよ。
実はこれ、講師が極度の潔癖症だからとかではなく、授業中に江戸時代のマンガである黄表紙の実物を受講者たちが扱う機会があるため、貴重な文化遺産が傷まないよう手を洗ってから出席するようにお願いしているそうです。ちなみにシラバスを調べた限り、一橋大学で手を洗って出席しなければならない授業はこれだけでした。
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↑書かれていることはもっとも。
以上、変なシラバス4選でした。今回はシラバス自体が変だったものを中心に取り上げましたが、ここで紹介したもの以外にも「イカの解剖」「大塚久美子社長が冬も来る」といった一橋の一風変わった授業を、Mercasを使えば見つけることができます。みなさんも「ネタの宝庫」としてMercasを積極的に活用してみてはいかがでしょうか。