各国についての真面目な話から恋愛話まで、色々聞いちゃいました。
こんにちは、蛮勇亭にゅーとんです。
みなさんは8月、いかがお過ごしになったでしょうか?私はアメリカに行ってデブ活をしたほか、香港に行ってHPAIRという学生会議に参加してきました。
あ〜また意識高い系の記事か……(ブラウザを閉じる)
としようとしたあなた!!違いますよ!
学生会議について多くは述べません。(詳しく知りたい方は記事の最後に書いたのでぜひ!)
ここでは世界50カ国以上から計550人の学生(一部社会人もいましたが)が集まっていたので、それらの学生にインタビューをしてきました!
ブルキナファソってどこにあるか知っていますか?
どんな生活をしているか、想像がつきますか?
太っている女性が愛される国はどこでしょう??
真面目な話から恋愛話まで、たくさんのことを初対面の計14カ国、17人の人に聞いてきました。今回は第一弾として
インドネシア、ベルギー、香港、ブルキナファソ、インド、マカオ、フィリピン
の人々の声をお届けします。
*当たり前ですが、どの人の意見も個人的意見であり、国を代表している意見ではないことを理解した上でお読みください!また、英語でインタビューしたものを日本語に訳しているので、多少の日本語の不自然さはあるかもしれませんがご了承ください。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
子供の教育格差が大きいこと。国の都市部、中心部に近ければ近いほど家庭は裕福で、子供の教育水準は高いが、遠ければ遠いほど貧しく、十分な教育も受けていない子供が多い。
質問その2:自国の女性の魅力は何?
賢い女性はどんなことについても一緒に議論できるからセクシーだと思う。もちろんそれに加えて美しければ最高だけど!
賢い女性はセクシーだそうです!!
橋女、セクシーだって!!!
みんなでインドネシアに行きましょう。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
移民とベルギー人の間の溝。ベルギーには2世や3世を含めた様々な人種がいるが、お互いを排除したいと思っている人が少なからずいる。数年前にある学校がヒジャブ(イスラム教徒の女性が肌を隠すために頭にまとう布)の着用を禁止して、大議論を呼んだ。いつか、人種が違ってもみんな同じベルギー人だと人々が思えるようになってほしい。
質問その2:自国の男性の魅力は何?
ベルギーの男性はジェントルマンが少ないから、逆にジェントルマンな男性はとても魅力的だと思う。
ヨーロッパ人はだいたいジェントルマンなのかと思ったらイギリス以外はそこまでではないそうです!Ladies Firstの考えはあまり広がっておらず、ドアを開けたりしてくれることはほぼないそうです。私の抱いていたヨーロッパ人への幻想が……
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
政治のおかれている環境。現在は中国との関係を始めとして、持続可能な政治形態ではない。2047年に一国二制度が終わったらどうなってしまうのか不安。
質問その2:自国の女性の魅力は何?
よくしゃべること。
2つ目の質問、1分以上熟考した上で答えてくれました。一応HPAIRって真面目な会議なので、こんな質問を聞かれるなんて思ってなかったですよね……ごめんなさい!!
このブルキナファソからの彼は現在日本の大学院に留学しており、神戸で暮らしています。
まず質問をする前に、ブルキナファソについて教えてもらいました。
ポイントその1:社会生活
人々は自分の近所の人や、親戚、学校の友達や職場の人へ大きな気遣いをしている。困難に直面したら、近所の人全体、また親戚全体があなたをサポートし、困難を乗り越える手伝いをしてくれる。出産や結婚、誕生日など、あなたにとっての幸福は、みんなに共有される。
ポイントその2:政治論争
人々は集まって政治について議論するのが好き。これによって人々は偏った考えではなくオープンな考え方を持つことができるようになる。
ポイントその3:楽しむ!
人々は冗談を言ったり、笑うことが好き。
ポイントその4:握手
誰かに会ったときに握手をすることは大切な文化。
少しブルキナファソについてわかってきたところで、おなじみの質問をしました。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
卒業後の雇用のサポート体制や、経済成長を進めるための革新的なアイディアが必要とされている。
質問その2:自国の女性の魅力は何?
多くの男性はまずは身体的特徴を見る。でも、結婚を考えるようになると“妻としての素質”、つまり料理や上品さ、親戚への丁寧さが重要なファクターとなる。
せっかく彼は日本にいるので、日本について好きなところと、直してほしいところも聞いてみました。
<日本の好きなところ>
安全さ、時間の正確さ、多様な施設、そして困っているとみんなが助けてくれるところ。
<直してほしいところ>
メディアによって人々がアフリカについて間違った先入観を持ってしまうこと。日本のテレビはアフリカについて“密林、戦争、飢餓、疫病、動物、強盗、嘘”などのイメージを提示してくるため、自分は2014年からテレビを見るのをやめてしまった。
アフリカには、日本の若い世代に知ってもらいたいような革新的なものが多いのに、メディアはその点をほとんど報道しない。その結果、私の日本人の友達の約90%以上はアフリカについてネガティブなイメージを持っているか、もしくは一切イメージを持っていない。例えば、友人から「アフリカには大学や車はあるの?」「道端にライオンはたくさんいるの?」と聞かれたときは衝撃を受けた。
これを目の当たりにして、なぜアフリカには日本人観光客がほとんどいないのかを理解した。ブルキナファソには世界中から観光客がたくさん来るから、日本人が将来アフリカの大陸の持つ美しさを見るために自国に殺到している光景を見るのが私の夢。
It’s all possible if there is a change!! There will be!
(最後の文だけ英語の方が伝わりやすいのでそのままにしました。)
日本人のアフリカ認識に関する彼の指摘があまりに図星で情けなくなりました。ネットや本で情報を集めるよりも、このように実際にその国から来た人と友達になることでより詳しい“生の”情報を手にいれることができます。これができるのも学生会議の魅力だと思いました。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
男女間の格差。身近な男性は優しくしてくれることが多いが、見知らぬ人は信用してはいけない。インドでは女性が夜9時以降は外出したり、タクシーに乗ったりすることは大変危険である。
質問その2:自国の男性の魅力は何?
女性を守ってくれる力があること。インドでは、男性は家庭を持つと、その家族を守り、養う全責任を負う。その責任をきちんと引き受けられる人が魅力的。
学生会議中に見たインド人たちは男女ともにとても仲良くしていたので、未だにそこまでの男女格差があることに驚きました。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
貧困。まずは雇用を作り出すことが最優先。例えば日本が新幹線をインドに建設した際には多くの雇用が生まれた。FDI(Foreign Direct Investment)をさらに呼び込んで条約を結び、仕事を作り出すことで少しずつ貧困の問題は改善されると思う。
質問その2:自国の女性の魅力は何?
思いやりがあり、支えてくれること。インドでは基本的に長期的視野で見た恋愛しかしないため、付き合い始めたら結婚も視野にすでに入れている。そのため人生の中で困難なときにも支えてくれ、そばにいてくれるような女性がいい。
「じゃあ付き合って3ヶ月で別れる、ってことはないの?」
と聞いたところ
「絶対にありえない!!」
と驚いた表情で言われました。インド映画だとクレイジーなイメージなインド人ですが、実際はかなりきちんとしているようです。
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
カジノが多すぎること。政府はカジノのために土地を確保しようとしており、今は“アジアのLA”という認識がされている。観光業など、他の産業も発達させるべき。
質問その2:自国の女性の魅力は何?
……という質問をぶつけたのですが、マカオの女性の愚痴が始まりました(笑)
マカオでは ”Princess Disease” という名の ”病気” にかかっている女性が多い。マカオは女性の1人っ子が多いため甘やかされて傲慢になる人が多く、そのような人は “Princess Disease” にかかっている、と言われる。
穏やかな表情でこの話をしていたので、「なんだかんだPrincessとか呼んでるし、可愛いと思ってんじゃないのー?」と思いながら聞いていました(笑)
彼女は私のルームメイトだったのですが、最終日は真夜中からクラブにパーティーをしに行って、翌朝5時にホテルの部屋に帰ってきました。
私は“いい子”なので真夜中に寝て朝6時に起きました(笑)
質問その1:自国において一番の問題は何だと思う?
貧富の差と教育格差が大きいこと。政府はより多くの子供に教育を施そうとしているが、システムがまだうまくいっておらず、いまだに川を渡らないと学校に通うことのできない生徒もいる。首都のマニラにおいてさえ外出するたびにスラム街を見る。貧しい家庭の子供は学校に行かないで働くことを親から求められ、負のループが続いている。
質問その2:自国の男性の魅力は何?
……と聞いたのですが、こちらもフィリピンの男性の愚痴が始まりました(笑)
フィリピンの男性は怠惰で、身長が低く、保守的。思いやりがある人も多いが、恋愛対象としてフィリピン人を見たことがない。
フィリピンの親戚関係においては1人人生において成功を収めた人がいたら、一家はみなその人の家族に金銭的にも物質的にも頼る文化がある。特に外国人と結婚した場合は他の家庭より生活水準が高い場合が多く、その家庭は親族から過剰に頼られてしまう。
彼女は1年間デンマークに留学していたことを除けばずっとフィリピンに住んでいたのに、一度もフィリピン人を恋愛対象として見たことがない、ってすごいですね。
ちなみにこの子、朝ごはんのときにソーセージやベーコンにはちみつとバターをたっぷり塗っていて、私の香港滞在中の3本の指に入るカルチャーショックでした(笑)
いかがでしたか?
今回取材してみて印象的だったのは、見た目はつんつんしてそうな人でも、声をかけてみるとすごくフレンドリーで取材に協力的なことでした。
さすがのインタビュー好きの私でも、初対面の優秀な学生に恋愛の質問をいきなり聞くのは苦しいものがありましたが……(笑)
次回はルワンダの虐殺を生き抜き、現在はアメリカを活動の拠点として虐殺、そしてLGBTの権利について講演を行うMotivational SpeakerであるDaniel Trustさんや、
関西の某有名男子校を卒業後半年間東大に通ったあと現在はハーバード大学に正規の学生(留学生ではなく)として通っている天才(?)日本人、
さらには計4カ国に在住経験があり、4カ国語を自由に操るカナダ人など
計8カ国、9人のインタビューをお届けします。
ぜひ次回も読んでください!
以上、蛮勇亭にゅーとんでした!