新歓難民WANTED2016 第二回 一橋エスペラント会(一橋大学外国語学部)

言葉で世界とつながろう。


こんにちは。これが初記事になります、わっさんと申します。

      

第二回で紹介するのは、一橋エスペラント会(一橋大学外国語学部)です。 

こちらのサークルは、これまで国際補助言語エスペラントを共に学習する、

一橋エスペラント会という名前で活動してきましたが、

この度一橋大学外国語学部に改名したとのことです。

 

エスペラントを知らないみなさんも、語学弱者なみなさんも、きっと入りたくなる。

そんなこちらのサークルの魅力に迫ってきました!


ーー今日はよろしくお願いします。はじめに、一橋大学外国語学部とはどのようなサークルですか?

「このサークルは、国際補助言語エスペラントを共に学習する一橋エスペラント会を前身に作りました。

現在は、①語学教材や情報の共有 ②言語交換 ③語学学習のモチベーション維持 を目標としています。

学ぶ言語は、エスペラントや日本語・英語はもちろん、独仏露中西朝のいわゆるクラ語、さらにはインドネシア、ベトナム、アフリカーンス、ラテン、ギリシア、イタリアなど様々です。」

 

ーー活動人数は?

「現在、男子6人、女子4人の計10人で活動を行っていて、うち7人が一橋生です。

まだ発足したばかりで人数も少ないので、年中新歓を行ってます!」

 

ーー活動はどのようにして行われていますか?

「エスペラントに関しては、エスペラントが得意な他大生を交えて、白板に書いた文章を和訳していくといった感じで行ってます。」

 

ーーサークルの雰囲気はどうですか?

「明るいです。みっちり学ぶという感じではなく、ゆるくて、雑談も多いです。」

 

ーー活動場所や時間などについて教えてください。

「活動場所は時計台棟コモンズ(図書館正面入って右にあるスペース)で、

エスペラントの活動は毎週水曜日16:30から、 

外国語全般の活動は月に1回行ってます。」

 

ーーこのサークルの魅力は?

「一つは、インカレ率が高く様々な大学の人と交流できること。

あとは、言語が好きだけど留学生と喋るのは億劫……という人でも来やすいことです。」

 

ーーこのサークルの目標は?

「何より、自分も含め語学学習のモチベーションを維持できない人のための

モチベーション維持の場として機能させる、させたいというのが一番です。」


緊急企画〜「エスペラントは最強の言語説」を検証する〜


……と、一橋大学外国語学部さんにインタビューを行ってまいりました。

 

ですが、この記事の読者にはこう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「エスペラントってそんなこぞって学ぶような言語なの?」

「そもそもエスペラントって?」

 

しかし、実はエスペラントとは最強の言語なのです!

 

どういうことか? そのワケを一橋大学外国語学部さんに伺ってきました!

ーーエスペラントってそもそも何ですか?

「19世紀、エスペラントは国際補助言語、つまり、世界中の人の第2言語として、ザメンホフという人によって作られました。
彼の生まれ育ったポーランドでは当時、ロシア人、ポーランド人、ドイツ人、ユダヤ人という民族的・言語的に基盤の異なる4つの民族がいて、仲が悪かったのですが、彼はその関係を改善するための中立的なコミュニケーションの道具としてエスペラントを作り出しました。」
 
ーー第2言語が英語ではダメだったんですか?
「英語に限らず、自然言語を世界共通語にしてしまうと、自然言語を母語とする人とそうでない人との間に不平等が生じてしまいます。
一方エスペラントは人工言語なのでそういった不平等がなく、しかも文法や活用が非常に簡単な造りになっているため、第2言語としては非常に学びやすい言語です。」
 
ーーなるほど、それは確かに強いですね。
「強いだけではありません、すべての人にとっての第2言語として作られているため、皆が同じスタートラインに立っています。これは、特定の言語を貶めるために作られたのではなく、むしろすべての言語の尊厳を尊重しているということです。これはかつての西洋諸国や日本が自国の言語を植民地に強制していたような事態とは正反対のことです。」
 
ーー強さだけでなく、優しさも持った言語、それがエスペラントなんですね。
「はい。エスペラントはそもそもいろんな民族が仲良くなることを目指して作られた言語です。また、エスペラントを学ぶ人にはそういった国際交流に興味・関心を持っている人もたくさんいます。」

こういうワケでエスペラントは最強なのです。

 

そして、このことから自然とこのような発想が生じてきます。

 

「最強の言語で最強のセリフを言ったら何か起こせるんじゃないか?」

 

それを証明するため、一橋大学外国語学部さんに協力していただき、ある実験を行いました。


ーーすいません、いきなりで申し訳ないんですが、エスペラントが最強だと示す実験にご協力いただいてよろしいでしょうか。

「大丈夫です。どんな実験ですか。」

ーーはい。それは……

ーーこの世で最も最強感溢れる漫画:キン肉マンのセリフをエスペラントで読んだら何か起こせるんじゃないか? という実験です。

「???」

ーー???


この時点でだれもこの実験の意味を理解できてませんでしたが、やっていただきました。

手順としては
①空のペットボトルを置く。
②ペットボトルに向かって、様々な言語でキン肉マンのセリフを言う。
③何かが起きる。
以上です。もう何も言わないで下さい。
その実験の様子がこちらです。

まずは、173話より、「私よりお前が強い。 私の代わりに戦ってくれ」「大丈夫だ そんなはずはない」というセリフ。

こちらを朝鮮語で読んでいただきました!

私が事前にこのセリフを読んだ際は何も起きませんでしたが、果たして……?

「나보다 니가 강해요.
내 대신 싸워주십시오.
괜찮아요!그럴 리가 없잖아!」

 

 

 

 

 

 

……何も起きませんでした。

それでは、次のセリフに行ってみましょう。

 

続いては、同じく173話より「お前たちキン肉族の問題だ。」というセリフを中国語で読んでいただきました。

こちらも事前に日本語でやらせていただいたのですが、果たして……?

这是金肉族的问题!

 

 

 

 

 

……ダメでした、ビクともしません。

 

ならば、このセリフをエスペラントで読んでいただきましょう!

お願いします!

 

 

Cxi tio estas la problemo de via familio!

やりました!!!!! やっぱりエスペラントは最強でした!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、んなワケないですよね。

ペットボトルは普通に手で倒しました。

今回は、こんなくだらない企画に付き合ってくれる話者がいるエスペラントは最強ということで一つ〆たいと思います。以上です。一橋大学外国語学部さん、本当にありがとうございました。そしてすいませんでした。


いかがでしたか?

外国語学部と名はつけども、この企画をやってくれたことからわかるように、堅い感じはなくとても居心地の良さそうなサークルでした!

 

サークルのメンバーは、法学部なのに授業の8割ぐらいが外国語の人から、語学が苦手だった人までさまざまだそうです!

 

このサークルをもっと詳しく知りたい方は、

一橋大学外国語学部のtwitter

一橋エスペラント会のtwitter

一橋大学外国語学部のHP

まで!

 

新歓難民WANTED、次回もお楽しみに!