今読もう。東京都災害時マニュアル「東京防災」とは?

今やろう。災害から身を守る全てを。(「東京防災」より引用)

ある日、郵便受けを確認してみたら、こんなものが届いていた。

 

 

こんにちは、ライターの忠です。

これは東京都が都民に向けて発行した災害時マニュアル「東京防災」

 

東京都防災ホームページによると、

 

「東京の地域特性や都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮し、災害に対する事前の備えや発災時の対処法など、今すぐ活用でき、いざというときにも役立つ情報を分かりやすくまとめた完全東京仕様の防災ブック」

 

なのだとか。

 

早速表紙をめくってみると…

 

 

 

これをみてドキッとした人、必見。

今回紹介するのは、今すぐ読んでおきたい「東京防災」について。

 

先日関東では最大震度5弱の地震がおこったばかり。

災害が起きた時のための準備、できてますか?

 

緊急時に自分や自分の大切な人を守るために、できることを今やろう

 

「東京災害」はメモページを含め全323ページ。目次の次のページには、すぐ実践できる防災アクションが10項目紹介されている。

 

 

 

分厚いマニュアルではあるが、これなら読んだ後にまず何を準備すればいいか迷うこともなさそうだ。

 

また、パラパラとページを流しみてみると、イラストの多さにも驚く。

 

マニュアルの分厚さを見て、ある程度の読みづらさや難解さを覚悟していたが、予想外にすらすらと読めた。

 

「東京防災」は以下の5つの章からなっている。

①大震災シミュレーション

②今やろう 防災アクション
③そのほかの災害と対策
④もしもマニュアル
⑤知っておきたい災害知識

 

①大震災シミュレーションは、近い将来起こる可能性の高い大震災を想定し、震災直後から生活再建までに経験する様々なことへの対処法がズラリ。

 

 

②今やろう 防災アクションには、今すぐ実践できる防災アクションを事細かに記してある。備蓄アイテムのチェックリストもあり非常に便利。

 

 

③そのほかの災害と対策にもあるとおり、このマニュアルが想定しているのは地震だけではない。ほかに大雨からテロ・武力攻撃まで9項目想定している。どれも地震と同様に大きな被害をもたらすものである。しっかり読んでおくようお勧めする。

 
 
 

④もしもマニュアルには避難・避難生活における知恵と工夫がつまっている。簡易トイレの作り方や、単三の乾電池を単二または単一に変える方法、ロープの結び方などが紹介されている。一読するだけでも災害発生時役立つこと間違いなし。

 

 
 

 

⑤知っておきたい災害知識では、地震や津波などについての知識を深めたり、緊急時の問い合わせ先などを確認できる。

 

 
 

 

コラムページも充実しており、これ一冊で基本的な対処法は網羅できそうもしものときのための書き込みができる欄メモページもあった。

 

 

また、巻末にかわぐちかいじの漫画付き。大地震発生から発生直後までをリアルなタッチで描いている。

 

「学校は東京にあるけど都外から通っているので『東京防災』をもらっていない。学校にいる時間も長いし心配…。」という人にはコチラ。

 

東京防災|東京都防災ホームページ

 

 

 

上記のリンクから、誰でもデジタル版閲覧できる。

 

一橋生なら、大体の人は授業などで大学にいることが多いはず。都外から通っている人にも是非読んでもらいたい。


 

みなさんご存知の通り、地震やその他の災害は、いつ起こってもおかしくない。

 

以前から防災に気を遣っていた人もそうでない人も、冬学期直前の今、時間のあるうちに確認しておこう。