大学で、もう一度、クラシックをはじめませんか?
おはこんばんにちは、おーばです。
今回特集させていただくのは、室内楽サークル「Scherzando(スケルツァンド)」!!
みなさん、室内楽って、どんなジャンルかわかりますか?
インタビューでは、その独特な魅力についてたっぷり伺ってきました。
では、どうぞ!
―――本日はよろしくお願いします。
「林です。よろしくお願いします。」
―――まず最初に……Scherzandoって、どういうことをしているサークルですか?
「室内楽っていうのは、オーケストラのような大人数とはちがって、たとえば「ピアノだけ」とか「ピアノとヴァイオリン」、「木管楽器と」のように、少人数で組んで演奏するクラシックのジャンルで、それをやっています。――小学校の音楽室に肖像画ってありますよね。要はあの人たちが作った、少人数用の曲をやっているわけです。」
「活動場所は兼松講堂。月三回くらいの活動日に、来たい人が集まって、みんなでピアノ弾いたりしながら楽しみましょう、っていうサークルです。兼松講堂って借りるのが大変で、教務課に申請してくじ引きとか通らなくちゃいけないから、定時定日に借りれないんです。今月は何日にできます、っていうのが伝えられて、その日は、昼の12時から夜の21時まで、午後ずーっと空いているから、その中で来たい時に来ていいよ、っていう感じですね。
あと、二か月に一回くらいの頻度で、演奏会をしています。学内の人も来るけれど、国立周辺に住んでいる人も来てくださいます。一番近くの演奏会は、7月12日で、それに向けて練習する人が多いです。」
―――その演奏会っていうのは、部員全員で参加するのですか?
「参加は自由ですから、個人にお任せしています。毎回の演奏会がそうだから、忙しかったら出なくてもいい。まあそれでも、結構みんな出ますね。ピアノの人は個人で出たりもするけれど、トランペットを吹いている僕なんかはピアノの人に伴奏頼んだりもします。ちなみに僕は唯一の金管楽器奏者です。」
―――他にどんな楽器があるのでしょうか。
「ピアノ、ヴァイオリン、フルート、クラリネット、トランペット、そして声楽があります。」
―――声楽、ですか?
「そう。イタリア歌曲とか、そういうのをやる人です。カラオケにいくとめちゃくちゃうまいです(笑)。」
―――部員はどのくらいいますか?
「だいたい30人です。院生が4人。男女比は1:2くらいで女子が多くて、津田の子もいて、一応インカレサークルです。クラシックってジャンルだからか、やはり女子が多いですね。一年生は、女子7人、男子が3人なんですけれど、1年生の男子は男子部員を募集したいらしいです。」
―――男子募集中、と。月3回ほどの活動ということは、やはり各自、家での練習が不可欠ですよね。経験者ばかりなのでしょうか?
「そうですね。そういう意味では、自分で楽器持ってなかったり、場所がなかったりする子は、大変だと思います。ただ、決して未経験者を拒んだりするわけではないです。
部員としては、前から楽器やっていて、オケとかブラバンとかでガッツリやりたいわけではないのだけれど、自分がやっていた楽器を大学でも続けたいな、っていう子が入っている感じですね。ただ、経験者といっても、少なくともみんな受験期はやってないから、大分ブランクがある人も多いです。そう考えると、レベルに関してはピンからキリまでいるし、入部に際して気にしなくてもいいと思います。」
―――やはり、やる曲はクラシック一本なんですか?
「うーん……このサークルがつくられたのが5年くらい前で、始めた人たちは、『クラシック大好き!』っていう感じだったのでクラシックばかりやっていたんですけれど、俺らの代くらいからは、あんまクラシックばかりやらなくてもいいじゃん、って人が多かったんです。それこそゲーム音楽とかもやったり。今年入った一年生とかは、またクラシックガチ勢めっちゃ多くて――あ、彼女とかね。彼女、めちゃくちゃうまいんですよ。」
ピアノの方「いやいやいや、ぜんぜんそんなこと。」
「(笑)。めちゃくちゃ、めちゃくちゃうまいんですよ、ほんと。
というわけで、今また室内楽サークルらしくなってきたけれど、やる曲に厳密な縛りはありません。」
―――兼松でゲーム音楽、聞いてみたいです。ところで、見ていて楽しそうな上下関係ですが、サークルの雰囲気はどんな感じですか?
「雰囲気ですか……ゆるいです(笑)。これ以上ゆるいサークル、ないんじゃないか、ってくらい。あんまり全体で遊びに行ったりとかもしないですね。もちろん演奏会後に打ち上げ行ったりとかはあるけれど、どちらかというと、学年ごとに遊んだりすることが多いかな。ですから、一つ言えることは『うちのサークルに大学生っぽい青春を求めるのは、ムリです』っていうことですね(笑)。
逆に、俺、このサークルは『兼サー先』としてはすごくいいと思っています。兼松で自由に演奏できるのって、すごくいいです。本当に。――あ、それと最近、部室を手に入れたんですよ。学生会館出て右側のプレハブ小屋で、相部屋なんですけど。まだ入居手続きも済んでないんですが、楽器置き場と、あと俺が昼寝できるスペースにしようかなって。だから、これからは、ちょっとお昼食べにサークルに、ってこともできると思います。」
―――部室ができるんですね!学内にそういうスペースがあるのって、いいですね。話は変わりますが、ここで、室内楽の魅力について教えてください。他のクラシック音楽サークルとの違いは何なのでしょうか。
「室内楽って聞くと、なんかよそよそしいかもしれないけれど、要は、個人で、やりたい人が、やりたい曲をできるわけだから、みんなで一つの演奏!っていうよりは、ほんと、自由に好きなことをできるところですね。」
―――ありがとうございます。では最後に、スケルツァンドのサークルとしての魅力を教えてください。
「さっきも言ったように、まずは『兼松でやれる』ってことですね。音がいいです、音が。ここで吹くと、めっちゃうまくなった気になれるんです。めちゃくちゃ音が響くから。あと、拘束がないところですかね。半期丸々忙しいとか、資格の勉強したいとかで、一度休会して復帰、とかもできるから、その辺はすごくいいと思います。それから『途中からでも入りやすい』っていうのもあります。新歓期もそんなに新歓しているわけじゃなくて、入決コンパとかもなかったし(笑)。アットホームな雰囲気だから、すぐになじめるし。他のクラシックサークルって、早くに閉め切っちゃうから、その中では異彩を放っていますね。
ピアノの方「あと、ピアノはここでしかできませんよね!」
「そうだ、ここでしかできないんです。忘れてた(笑)。」
―――大事なところですよ、そこ! 本日はどうもありがとうございました。
「ありがとうございました。」
いかがでしたか?
わたしも何か楽器ができれば……と思うくらい、素敵な雰囲気でした!
中高音楽部だったそこのアナタ!大学で楽器止めちゃうの、もったいなくないですか??
もしScherzandoに興味があったら、Twitterアカウントもしくはメール(campanella.6174@gmail.com)に連絡をお願いします、とのことです。
また、7月12日の15時から兼松講堂でコンサートがあるそうなので、興味がある方はぜひ見に行ってみては?
ではでは!