はじめに
どうも。あらゆるタスクを後回しにして暇人を自称している、アイオライトと申します。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。早くも一橋生活後半に突入したことに驚きつつも、もう少し楽しむ所存です。
ところで、みなさん一橋大学にはどのように通っていらっしゃるでしょうか?もちろん大学の付近に住んでいらっしゃる方も多いでしょうし、南武線谷保駅から徒歩、聖蹟桜ヶ丘から京王バス、自家用ジェットで大学通りに着陸という方もいらっしゃるでしょう。

ですが、やはり一番多い通学の手段といえば、「国立駅」でしょう。現に私も国立駅を毎日のように利用しています。
中央線はどこへ行く?
国立駅は東京駅から延びる中央線の駅の1つです。多くの一橋生の方は国立駅、立川駅は利用したことがあるでしょう。八王子駅や高尾駅も利用したことがある人がいらっしゃると思います。しかし、中央線はそこで終わりではないんです。

東京から1本の電車で行ける場所として、「河口湖駅」と「大月駅」があります。そのうち、河口湖駅は富士急行線という違う鉄道会社の路線に乗り入れることになるため、中央線一本で行ける場所として一番遠いのは「大月駅」なんです!ちなみに、この後も山梨、長野、岐阜を通って名古屋まで一本でつながっています。
大月駅は山梨県大月市の中心駅で、始発駅の東京駅から約90km、国立駅から55kmの場所にあります。国立駅からは電車でほぼ1時間。東京⇔国立が50分であることを考えると案外遠い場所ではないようにも感じます。まあ、国立がそもそも遠い気がしないでもないですが…
一橋生の皆さんも、「名前は聞いたことあるけど、行ったことはないなぁ…」という人がほとんどだと思います。そこで、今回はそんな大月駅はどんな場所なのか、行って確かめてこようと思います。自分が行ってみたいだけなので、需要は知りません!
そして、先に1つ謝っておきたいことがあります。大月に向かうまでの途中駅も少し解説を挟んでいるのですが、それぞれの駅の風景がとれていません。なぜかというと、中央線は高尾より先の区間はドアの開閉が押しボタン式なんです。写真撮るためだけに毎回ドアを開くのはほかのお客さんに申し訳なかったので…
いざ大月駅へ
平日のお昼時、国立駅を出発。隣の立川で中央特快に乗り換えます。20分ほどで高尾駅に到着。この日は平日なのもあって混んでいるというほどではない様子。高尾あるある、実は八王子市だけどそのイメージがない。

電車は高尾駅を出発すると山梨県に向かうと見せかけて、一瞬だけ神奈川県に入ります。10分ほどで相模湖駅に到着。東京から近場の湖なので駅もしっかりしています。そのお隣の藤野駅、何の変哲もない駅のように思えますが、一橋生にとっては少し関係のある駅です。


藤野駅には一橋大学の相模湖合宿場があります。サークルの合宿などで利用ができ、朝夕食ついて2500円くらいで泊まれたはずです。バーベキューなんかもできたかな?なので、機会があればぜひ利用してみてください。
藤野を出ると数分で中央線は神奈川県を出て、山梨県に突入します。山梨県最初の駅である上野原駅は写真を撮り忘れました。駅のすぐを湖かと思う川幅の桂川が流れていたり、高速道路のICがすぐそこにあります。

上野原駅から5分。列車はある駅に到着します。四方津(しおつ)駅です。駅を出てすぐは甲州街道が走っており、道幅はあるものの、民家は少ないです。ですが、少し目を奥の方にやると…
なんかありますね。山肌とは似ても似つかない人工物。何かの研究施設であるかのような感じがします。ですが、これ実は「エスカレーター」なんです!このエスカレーターは山の上にある住宅地へとつながっています。


今回は時間がなかったのもあって立ち寄ることができなかったのができなかったのが残念でしたが、機会があればぜひ行ってみたいです。
四方津を出ると、梁川(やながわ)、鳥沢と停車しますが、この2駅は完全に地元の住民の方のための駅だったため、割愛させていただきます。
大月駅の人駅手前、猿橋駅では結構な人数の人が下りていきました。百蔵山という山と、名前の通り「猿橋」という有名な橋があります。
大月についたぞ!
ということで国立駅から1時間と少し、ついに大月駅に到着しました。終着駅なので、どんな秘境駅かと思いますが、人がかなり多い!いっぱい人降りてくる!(四角はモザイク代わりです。)

それもそのはずです。大月駅からは富士急行線という路線が出ているのですが、その路線の行き先はそう、「河口湖」です。東京から近場の富士山スポット、景勝地として近年国内外での人気があります。そして、そのすぐ近くにあるのがみなさんご存じ「富士急ハイランド」なんです。富士急ハイランドの年間来場者数は200万人以上、そして富士急ハイランド駅の利用者も年間50万人とかなりの数です。
外国人の方も多く、大月駅の乗り換え通路はかなりの賑わいです。そんな様子を横目に、私は駅の外に出ます。とある理由で大きな荷物を持っているので人がはけてから動きました。

駅の外にも観光客と思わしき人が結構いて、タクシーやバスなんかも充実しているようです。バスは地域輸送に加えて、近くにある県立リニア見学センターや、先ほどの猿橋にも出ているようです。というかめっちゃ天気いいですね。
時刻ももう13:30。そろそろお昼の時間帯だなぁ…とその前にあれの準備をします。先ほどとある理由で大きな荷物を持っていると言いました。それがこちらです。

なんのこっちゃだと思います。それでは、これをこうして、こう!


はい。というわけで愛車のロードバイクでした。せっかくなのでこれに乗って大月を少し回ってみましょう。
駅の近くでお昼を食べたいと思い、調べてみたところ、「宝来軒」という店を見つけました。メインの通りから路地に入ったところに昔ながら!という店構えです。

店の中もいい感じに古く、すぐ近くのテーブルに座って自分で水を入れる。いいですね。MLB開幕前の記者会見をちっちゃなテレビで見ながら、注文した「肉揚げラーメン」を待ちます。お値段900円だし、唐揚げでも乗ったラーメンが出てくるのかな?と思いながら10分。ラーメンが出てきました。

!?!?!?!?!?!?!?!?!?
思っていた2倍くらいの量のラーメンが登場!肉揚げが5枚、大量のもやし、2玉分はある細麺。普段あまりたくさん食べる人間ではないので完食できるか不安です。
肉揚げは薄切りでかつサクサクで食べやすい部分、汁に浸かって味がしみ込んだ味の濃い部分という二面性を持つ不思議な食べ物、麺はラーメンの「これでいいんだよ」という味。食べても食べても量が減りませんが、おいしいので何とか完食できました。ちなみに、時間がないというのに完食までに30分ほどかかっています…
なんとか食べ終えて再び自転車にまたがります。摂取したカロリーの消費もかねて、今回は富士急行線に沿って走ります。
サイクリングしよう

大月駅の前のメイン通りはこんな感じ。駅の中とは違って、観光客のための店は少なく、地元の人の生活のための施設が多いです。人もあまり出歩いていませんが、車の通りは多く、車社会を実感します。

大月駅から国道139号線を南西向きに走ると、10分ほどで大月市の隣の都留市に入ります。このあたりも交通量は多く、また、右側には相模湖から続く桂川が流れています。この日は気温が高く、着ていた上着では暑かったです。この後リュックがパンパンになるのと引き換えに脱ぎました。

その先にはもはや国道おなじみのすき家、靴流通センター、ドコモショップ、パチンコ屋…いいですね。これこそ日本の原風景です。道幅が片側一車線なので、後ろの車に迷惑が掛からないように進んでいきます。


道中の風景はこんな感じです。学校や一軒家が立ち並ぶ道がメインで、駅の近くになるとマクドナルドやスーパー、ドラッグストアなどが道沿いに出現します。すぐ近くに高速道路が並走しているので、この道を利用しているのは地元の方々です。途切れないくらいには車が通ります。
走ること40分…目的地に到着です。
目的地に到着

はい。今回の目的地。都留市駅となります。市の名前がついていますが、駅前には地元の方のためのスーパー的な個人商店とセブンイレブンがあるだけです。駅前の賑わいとしては都留文科大学前駅の方があるでしょう。
そう、本来はこのもう少し先にある都留文科大学を見に行こうと考えていたのですが、そこまで行くと次の予定に間に合わないと判断したため、ここをゴールとします!
この時、かなり時間が押していたので駅前の写真を少し撮って、すぐに引き返すしかなかったのが残念ですが、地元の中学生たちが帰宅する様子にどこか懐かしさを感じます。地方の都市に行く時は学生や若い人達が楽しそうにしているのを見ると、未来を感じられるのでとても良いです。


大月駅までもロードバイクで行きます。先ほど通ったような道(違う道ですが)を再び通り、中央線の特急あずさと並走したりもしました。風も強くなく、これぞロードサイドのサイクリングという感じで楽しかったです。

はい。というわけで大月駅に戻ってきました。駅に入るところの交差点にchocoZAPがありました。
まとめ
今回は中央線で東京から一本で行ける最も遠い駅、「大月」に行ってきました。富士急行との乗り換え、直通で駅前には多くの観光客の人がおり、駅周辺も大通りにコンビニ、イオン、銀行など地元の方々に便利なように配置されていました。また、鉄道と少し離れたところには高速道路が並走しており、都心まで鉄道でも車でも1時間程度というのは素晴らしいです。少し自転車で走ったあたりも車を基本とした国道型の店舗が立ち並び、歩いている人はほとんどいないものの、街の活気というのをかなり感じることができたので、楽しかったです。
結論 「大月は観光客にも、地元の人にも嬉しい街」
ライターの独り言を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。