国立が舞台の小説オススメ3選

こんにちは。ライターのぜんざいです。 先日、一橋大学の前期の合格発表がありましたね。 合格したみなさん、おめでとうございます! 「来年もう一度チャレンジする!」ってみなさん、待ってます!こういう私も一浪です。 突然ですが一橋を志望したみなさん、志望理由で「国立の街なみが好きだから」って人いませんか? 私もそうでした。 国立駅の前にバーーーンと大学通りがあって、その両側にはどこまでも続く桜並木! こういう趣の街って他にないんじゃないかなあ。 そんな国立を舞台とした小説をHASCで一番の本好き(小説だけ。専門書・学術書は除くよ!)を自負する私が紹介したいと思います! 1 謎解きはディナーのあとで 著:東川篤哉(小学館) 出典:https://amazon.co.jp/dp/4094087575/ これは有名ですね。東川篤哉さんの代表作で2011年に本屋大賞を受賞したベストセラーです。すでに読んだことある人もいるでしょう。 新人刑事の宝生麗子と執事の影山が難事件を解決していくミステリー小説。登場人物のやりとりがコメディみたいに面白く、あっというまに読み終わってしまいます。本をあまり読まない人にも取っつきやすくてオススメ。 北川景子、櫻井翔、椎名桔平が出演した同作のテレビドラマも観てたなあ。なつかしい。 宝生は国立署(実際は存在しないみたい)に所属する刑事という設定で、かなり国立の描写が多めで嬉しい。というか東川さんは国立と関係があるのかな?かなりコアなネタも含まれてる。 2 死者の学園祭 著:赤川次郎(角川文庫) 出典:https://amazon.co.jp/dp/4043870140/ 『三毛猫ホームズ』シリーズや『セーラー服と機関銃』で有名な赤川次郎さんのミステリー小説。デビューの翌年の作品で赤川さんの記念すべき長編第一作らしい。 主人公の女子高生探偵・真知子が連続殺人事件を解決するサスペンス・ミステリー。タイトル怖めだから敬遠しちゃいそうだけど、話は意外にも青春感あって面白い。そりゃそうだよ。赤川さんの作品だもん。 「結末に推理小説史上、指折りのどんでん返しがある。」とWikipediaが書いているが、たしかに意外なラスト。犯人は誰かと推理しながら読むのは楽しいね。 ちなみにこの作品は映画化もされていて、深キョンの初主演作品なんだって。こっちも気になる。 国立の描写は多くはないが、中央線沿いの駅名が多く出てきます。 3 サイドカーに犬 著:長嶋有 出典:https://amazon.co.jp/dp/B000Y8CYW0 長嶋有さんのデビュー作で芥川賞候補になった作品。次作の芥川賞受賞作『猛スピードで母は』(文春文庫)に収録されています。 主人公・ヨーコと10歳の少女・薫の共同生活を描いた小説なんですが、個人的にすごい好き。どこがどう好きかを語るとネタバレになっちゃいそうなのでやめときますが、夜の大学通りを二人が散歩するところが一番好きな描写かなあ。 この作品は前の二作とは異なり、ストーリーの起伏は少なめ。短編で文体も読みやすいので本好きにはさらっと読めます。 竹内結子主演で映画化してるんですね。知らなかった。 この作品もちょくちょく国立の描写が出てきます。国立在住の有名夫婦の話も。 みなさん、気になる作品はありましたか? 実は国立が舞台の小説って意外と少ないんですよ。この記事を書き始めてから『死者の学園祭』をみつけて、あわてて神保町まで買いに走りました(さすが三省堂書店の本店。ないものはない)。 他に国立が舞台の小説を知ってる人はぜひ教えてください! だんだんと暖かくなってきたこの時期、たまには読書なんていかがですか?