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最強のボードゲーム「カタン」を知っていますか?
春休みだから引きこもりたいあなたのためのおひとりさま概論〜スマホ編〜
ひきこもりたい。
一橋受験生のみなさん、お疲れ様でした。みなさんが二次試験を頑張っている間も、一橋生はぐうたら春休みでした。
会社に忠誠を尽くしている方々が、プレミアムフライデーの恩恵を受けられないと騒いでいた間も、一橋生はプレミアム春休みでした。
プレミアムフライデーって、プレミアムなFRIDAYかと思いますよね。プレミアムうまい棒と同じ公式です。極上の芸能ネタが載ってる週刊誌。貴族のスキャンダルとか、いとをかし。
まぁ春休みなんですよ。ひきこもりますよ。そんなあなたに、ぜひおすすめしたいボードゲームがあります。それが……、カタン!!
これはCAPCOMのカタン。光っているのは気にしない。
カタン、知っていますか?
僕は高校のときに友達がカタンの大会に出ていて何となく知ってただけなんですけど、春休みにひょんなことからカタンを手に入れて、それ以来めっちゃハマってます。
色んなボードゲームをやってきましたが、なんでこれを今までやってこなかったんだろう、ってくらい面白いです。王道です。プレイ時間とか運と実力の要素とか戦略とか毎回違うマップとかのバランスが絶妙。さすが1995年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞しただけある。
そんなカタン、時間がある春休みに、友達や家族とぜひともやっていただきたいんです!
というわけで、今日はカタンのルール紹介と、数十回プレイして分かったカタン初心者ぴらてぃすが考える簡単な戦略、コツをお教えしたいと思います!
カタン上級者の人は大目に見てやってくださいね。そしてこの記事を拡散してください。
拡張版とかは知りません。
あと、細かいルールや用語はCAPCOM版に従います。だいたい一緒だと思いますが。
ルール説明 |
まずは概要。
プレイ人数:3~4人。
プレイ時間:だいたい60分。
ゲームの勝利条件:最初に10ポイントを獲得したら勝ち。
ざっくり流れ:
① ゲーム盤は、2~12の数字が書かれた六角形の「土地」(タイル)で構成されています。それぞれの土地には5つの「資源」(木、土、羊、麦、鉄)のうちいずれか1つの資源が対応しています。
↑マップの一例です。ゲーム盤は毎回変えられます。
② 土地の頂点に「家」を置き、土地の辺に「道」を置きます。
↑赤、青、黄の3人でやると仮定しました。
③ 1人ずつサイコロ2つを振り、出た目の合計(2~12)と同じ数字の土地に、もし自分の家があれば、対応している資源がもらえます。
④ 自分のターンに、もらった資源であれこれ(家を新しく建てたり、家をグレードアップして「街」にしたり、他の人と交易したり、チャンスカードを引いたり……)して、開拓していきます。
⑤ ③と④を繰り返して最初に10ポイントに到達した人の勝利!
……ざっくりですね。でもまずはこの流れをおさえてください。
じゃあ次は自分のターンにできること。
自分のターンにできることは大きく分けて「開拓」「チャンスカードの使用」「トレード」の3つです。詳しい内容は読み飛ばしてもOKです。
・開拓:開拓には4つの方法があって、それぞれ必要となる資源が異なります。
・「道」を敷く:木と土が必要。自分の道、家、街からタイルの辺に道を敷けます。道を敷いてかないと家が建てられません。
・「家」を建てる:木と土と羊と麦が必要。自分の道があって、周りに家が建っていないタイルの頂点に家を建てられます。
・「街」を建てる:麦2枚と鉄3枚が必要。自分の家を街にグレードアップします。街になると、資源を2枚もらえるようになります。いぇい。
・チャンスカードを引く:羊と麦と鉄が必要。シャッフルされて裏向きに置かれたチャンスカードを引けます。チャンスカードは色んな種類があって、何かしらいいことがおきます。
・チャンスカードの使用:チャンスカードは5種類合計25枚あって、引いた次のターンから1ターンにつき1枚まで使うことができます。
・トレード:3種類の方法で、資源を交換できます。
・交換:同じ資源4枚を好きな資源1枚と交換できます。
・貿易:「港」に家か街が建っているとき、その港の貿易ができます。同じ資源3枚を好きな資源1枚と交換する港か、特定の資源2枚を好きな資源1枚と交換する港があります。
・交渉:他のプレイヤーと自由に交換ができます。例:「木1枚あげるから鉄1枚ちょうだい」
で、どうやったらポイントとれるの?
・家を建てる:家1つにつき1ポイント。でも家は5つまでしか建てられません。
・街を建てる:街1つにつき2ポイント。でも街は4つまでしか建てられません。
・チャンスカードに入ってる1ポイントカードを引く:1ポイントカードは全部で5枚しかありません。
・ロンゲストロードを獲得する:道を一筆書きで5本以上獲得しているプレイヤーのうち、一番長くつなげた人は2ポイントもらえる。でも、道の長さを抜かされると他のプレイヤーに奪われる。
・ラージェストアーミーを獲得する:チャンスカードに入ってるソルジャーカードを3回以上使ったプレイヤーのうち、一番多く使った人は2ポイントもらえる。でも、ソルジャーの量を抜かされると他のプレイヤーに奪われる。
この5つの方法で合計10ポイントを目指します。後ろの2つはボーナスみたいなものです。
要するに、効率よく資源をもらって、どんどん開拓してって、10ポイントを目指そうってことです。
あと大事なルールは2つ。
・サイコロの合計が7だったとき:7だけ土地がありません。7がでたときは資源がもらえず、「盗賊」を任意の土地に動かすことができます。そしてその土地に隣接して家か街があるプレイヤーからランダムに1枚資源を奪えます。盗賊がいる土地は、そのサイコロの目が出ても資源をもらえません。あと、手札が8枚以上の人は、半分を捨てなきゃいけません(バーストっていいます)。
・ゲームを始めるときの家の建て方:カタンで一番面白くて一番大事なことです。ゲームを始める時、それぞれのプレイヤーが2つずつ家と道を建てるのですが、順番が決まっています。例えば3人でプレイするとき、それぞれサイコロを出して大きい目の人から順番を決めます。大きい順にA,B,Cさんとすると、家の建てる順番はA→B→C→C→B→Aとなります。これが絶妙で面白いです。2つ目に家を建てた土地の資源をもらえます。つまり、Aさんは一番おいしい土地を所有できますが、2つ目は悪い所しか残っていません。逆に、Cさんは良い所は少ないかもしれないけど、自由に2つ選べます。
これが大まかなルールですね~。ま、詳しくは自分で調べてください←
文章だけだと難しく思われるかもしれませんが、一回プレイするだけですぐ覚えられるので大丈夫です!とりあえずやってみてください!
戦略 |
3週間くらいカタンをやってみて、何となくコツをつかんだ初心者ぴらてぃすが考えた戦略を紹介します!始めたばっかで勝てない……って人は参考にしてみてください!
基本のポイント:
・出やすい目を意識しましょう
当たり前ですが、2つのサイコロの合計は、それぞれ出る確率が違います。7が一番出やすくて、2と12は出にくいです。だから、最初に家を建てるときに、欲しい資源にだけ気を取られるのではなく、確率もちゃんと意識しましょう。バランスが大事です。
・港にこだわりすぎないようにしましょう
専門港の2:1貿易は確かに魅力的ですが、港に家を建てると1つか2つしか資源がもらえません。最初に港を建てる時、作戦がちゃんとできてないと結構つらいです。
・その時のゲーム盤をよく見ましょう
毎回ゲーム盤は異なります。数字と土地の組み合わせ、配置が変えられるからですね。土と鉄だけが3つしかなくて、足りなくなりがちです。しかも、その数字が出にくいものだとなおさら。6と8がどの土地にあって、土と鉄がどれだけ取りにくいのかは最初によく見ておきましょう。ゲームごとに全体として足りなくなる資源はだいたい出てきます。臨機応変に対応しましょう。
勝つための戦略
・10ポイントの取り方を最初に決めましょう
このゲーム、10ポイントを取れば勝ちです。9ポイントじゃダメで、11ポイントじゃ無駄です。これがミソです。ゲーム盤を見たとき、自分の家を置く前に、どういう10ポイントの取り方をするか考えて戦略を決めると良いです。その取り方によって大きく3パターンの作戦が考えられると思います。
①街作戦 |
これは街を多く建てて、効率よく資源を獲得し、どんどん発展させていく作戦です。
ポイントの取り方の例:街×3、ラージェストアーミー、1ポイントカード×2
って感じですかね。1ポイントカード×1で家をもう1個建てる場合もありそう。
カタンの特徴として、前半は発展しにくく、ゲームが進むにつれ発展のスピードが速くなることが挙げられます。二回微分したら正ってことですか。だから、最初に発展しちゃえば他のプレイヤーに比べて大きくリードできます。早く街にしちゃえってことです。
これをやるとき、意識するのはとにかく鉄と麦。特に鉄。鉄が取れるところに初期配置していかないとまず無理です。4~10に鉄が2個あればかなり良い感じに狙えます。
メリット:発展が早い。優越感がある。
デメリット:目立つので他のプレイヤーが一体となって阻止してくる。サイコロの目に左右されやすい。
初期配置のときに最初におけるプレイヤーはこの作戦を取りがちかなって思います。個人的には1番分かりやすくて勝ちやすいのかなって感じです。
②チャンスカード作戦 |
これはチャンスカードを引きまくって、ゲーム全体を支配しようとする作戦です。人狼で狂人が得意な人が好きそうな作戦です。知らんけど。街作戦に似てます。
ポイントの取り方の例:街×2、家×1、ラージェストアーミー、1ポイントカード×3
どんだけカード引いてんだよって話ですね。1ポイントカードは全部で5枚しかないので3枚引くのは結構大変です。ポイントの取り方も資源の狙い方も街作戦と似てます。街作戦よりかは羊を重視しますね。
カード作戦に決めた段階でほぼラージェストアーミーは取れます。すると街作戦の人が街を4つ建てないと厳しくなるんですね。対街作戦としてこれが大事。街に隣接してる土地を盗賊で抑えつつ、ラージェストアーミーを取らせない。
あと、街道を効果的に使って後述の道作戦の人からロンゲストロード奪うこともできるかもしれません。色んな楽しみ方がある作戦ですね。
メリット:盗賊を支配下に置ける。チャンスカード引くときのあの高揚感をたくさん味わえる。
デメリット:ゲーム序盤に発展しにくい。全然発展できないまま終わることもよくある。
③道作戦 |
これは道をとにかく延ばしまくってゲーム盤を我が物にしてしまおうという作戦です。
ポイントの取り方の例:街×3、家×2、ロンゲストロード
序盤から道延ばしまくります。初期配置で取られなかったけど割とおいしい土地まで道延ばしてって家建てて、次は港まで道延ばして家建てて、安定して資源取れるようになったら交易して鉄を手に入れて街にする、って作戦ですかね。
カタンでは家が5個までしかないので、この作戦をやるにしても街にしなきゃいけません。チャンスカードはほぼ引けないのでラージェストアーミーと1ポイントカードは基本無理です。田中角栄ばりに道を延ばしまくるしかないです。田中角ウェイ作戦です。
メリット:ゲーム盤が自分の色だらけになって何か楽しい。家をたくさん建てられるので分散投資ができ、良い感じのポートフォリオを組める。つまりサイコロの目に左右されにくい。
デメリット:なかなか街にできないので、急速な発展は見込めない。地味。油断したら最後の最後でロンゲストロード奪われがち。
以上の3つの作戦が考えられますね。もちろんどの作戦にもあてはまらないバランス戦略とかもありますが。この作戦を最初に考えるのがめちゃくちゃ楽しい!!
もちろん僕自身まだまだ初心者で手探り状態なので甘いかもしれませんが、これらの戦略を使っていけば初心者間ではぼちぼち勝てるようになるかと思います!
何度も言いますが上級者の方は大目に見て、そして記事を拡散してください。
ひきこもりがちな春休み、ぜひカタンを買って友達や家族と遊んでみてください!
ではでは!