SMAPみたいに惜しまれながら解散したい<完結編>

年内に7が揃う可能性はゼロ!?


大晦日です。

 

こんな日に誰がヒトツマミなんて読むんだよ。

 

そんな思いで、私はクリスマスイブとクリスマスに、暗い思いで記事を書いています。

 

5日前からこんにちは、噂のそうせきゅんです。

 

 

 

 

やり残したことがあるのです。

 

 

 

 

2016年に、忘れ物があるのです。

 

 

 

 

いや、今日ならまだ、「忘れ物」と呼ばずにすみます。

 

 

 

 

読者の皆さんなら、わかりますね?

 

いや、わかるわけがなかった!!!誰もあんな記事なんて読んでないんだから!!!

SMAPみたいに惜しまれながら解散したいのでとりあえず結成してみた

これです。

 

今きっとみなさんの6割ぐらいが見ているであろう番組と深い関係にあるようで一切関係のないこの記事。

 

 

私は「惜しまれながら解散したい」という、ただそれだけの理由で、まあ色々ありまして、「自動販売機スロットチャレンジ」という無謀な挑戦にでました。

 

 

いや、そもそも解散したいからスロットチャレンジっていう論理もよくわからないし、どうせ当たらないだろう、としか思えないし、ってかそこまで当てたいとも思えないし、そもそも前回の記事でちゃんと「結成」してないから今回の記事の着地点がわからないし、なんていうか、自分は何がしたかったんだろうって、HASCに入って、ヒトツマミの副編集長にまで就任して、2016年最後の記事を書くにあたって、もう闇に葬り去りたいこんな企画のために、自腹を切って、友達にもたくさんお金を借りて、なんで年末にこんなことやらないといけないんだろうって、いやもちろんやりたくないならやらなきゃいいのにって声もあるし、サークルなんだからやりたいことだけやればいいんだし、でも宣言しておいて辞めるのも違うし、てかあーもう深夜ってやっぱりこころがしんどいくるしいもうむりやりたくない自販機なんて嫌いスロットとかギャンブルとかよくないと思いますしんどいしんどいそういえばしんどいって関西弁らしいね知ってた?話をそらした?知るかよそんなことどうせこれもみんな読んでないんだからとかそんなことばっかり言ってたらみんな本当に読んでくれなくなっちゃうおーん悲しいおーん頑張るから許してくれーい。

 

 

はい、続きやります。

 

とりあえず、プロジェクトを正式に解散できるレベルには頑張らないと。

2本目が当たらないにしろ、「惜しい!」ぐらいは言われたいじゃん。

惜しまれるまでは、2016年を終わるわけにはいかないのだ!

 

 


前回の記事、反響がなかったわけではないのです。

 

「かつてあの自動販売機スロットで7が並んで、もう1本当たったことがある」という強運の持ち主から連絡を頂いたのです。

 

 

「当たったことあるからなんなんだよ!当たりの悦びを知りやがって!」以外の感情はありませんでした。しかし、コミュ障なヒトツマミは、他者との関わり方をインタビュー以外に知らないので、とりあえずインタビューしてみることにしました。

▲連絡をくれた強運の持ち主。

 

――まずは、当たった日のことをお聞かせください。

 

「なんだっけな……3限に行く前に飲み物を買おうと思って、買いに行って、当たって……という感じです。」

 

――1本目はなんだったんですか?

 

「1本目は、コーヒー。で、7が揃いました。」

 

――30秒以内に選ばないといけないんですよね?冷静な判断はできましたか?

 

「いや、『ヤバ!』ってなって、でもコーヒー以外に飲みたいものが無かったけど、2本はいらないな……と考えた結果、CCレモンを買いました。」

 

――なるほど!とっさの判断の中で冷静な判断ですね。つめた~いだし。素晴らしい。その日は、当たる予感はしていたんですか?

 

「ないないない!ブルーではないんだれど、割と落ち着いたテンションの日で、授業頑張るか……ぐらいの感じで買いに行ったら、当たっちゃったから。でも、周りに友達もいなくて、次の授業も一人で受ける授業だったから、誰にも言えず。」

▲当たった時の顔を再現してもらいました

 

――最初に伝えたのは誰でしたか?

 

「その日の4限が友達と受けている授業だったから、そこで『当たったわ~』って伝えたかな。みんな、『へえ』みたいな反応で、誰も驚いてくれませんでした。」

 

――悲しいですね……。普段から、運気を上げるために努力していることはありますか?

 

「うーん、ゴミが落ちていたら拾ってるかな。あと、ポイ捨てはしない!」

 

――なるほど。また当たる予感はありますか?

 

「今までは、当たるわけないと思って何も気にせず買ってたんだけど、1回当たってからそこに行くと期待しちゃう自分がいる。知らない方がよかった世界だね。」

 

――あ~、当たったことによって逆に。なるほどな……。

 

「2本目の喜びを知ってしまったのでね……。逆に傷つくみたいな。」

 

――最後に、今後当てたいと思っている人たちにメッセージをお願いします!

 

「期待しちゃダメ!期待してると当たらない。」

 

 


特に参考にはなりませんでしたが、モチベーションは上がりました。

 

そういうものですよね。受験相談とか、偉い先生の講演会とか自伝とか、そういう人生の先輩からありがたいお話を伺う系って、「その人はすごくて偉くてすごいんだなァ!一方、私といったら!存在していてごめんなさい!頑張るから許してください!」っていう気分になるものですよね。

 

おっと失礼。

最後に、彼の持つ強運の小銭と私の持つ弱運の小銭を交換してもらいました。

▲125円。5円玉は自動販売機では使えません。

 


 

それでは、さっそく、挑戦していきましょう。

 

前回の記事の最後に、スロット挑戦者を近日中に募集します云々と書いたわけですが、さすがに誰も集まらないだろうということで有限不実行、かたっぱしから友達に頼むことにしました。授業後、HASCの友人たちに助けを求めました。

 

 

 

まずは、1本目!

「277」となりました。なるほどね。

 

 

はい、2本目

「377」です。まあね、2本目でることはないでしょう。

 

3本目

「477」です。

あれ、ちょっと待てよ。これってもしかして、「2→3→4」ってきているのでないか!?

 

4本目

「477」!?

なんで。5じゃないのなんで。「2→3→4→4」って。規則的なら規則的ではっきりしてほしい。

 

運命の5本目。さあどうなる……!

「677」!?!?!?

とんだ!5がとんだよ!

でも、これあと1本でいけるんじゃないか!?そんな希望を抱かせる一品。

 

ドキドキの6本目です。

1かよ!!!!!!

戻るのかよ!!!!!!!!!

 


 

もう、ここで解散しようかと思いました。

 

もう疲れました。

 

前回も、不規則に数字が上がっていったのです。

 

よっぽどの回数やらないと、7は揃わないことを学習しました。

 

 

ヒトツマミのお金脈はそこまで広くないのですし。

 

もう頼める友達も底を尽きてきました。

 

わかりにくいボケですが、人脈の表現とお金の表現を逆にしていますよ。

ボケは解説したら終わりなのにね。

 

 

最後ののぞみとして、別のLINEグループでお願いしてみたところ……

みんな、優しい!

 

こんなにやる気のない企画に、こんなにやる気満々で参加表明してくれるなんて!

 

「やらせていただきます」とか「もち行きます」とか!!!

 

そんなポジティブな表現を使われるとは。絶対に当たらない賭けなのに。

 

まだ1度も当たらない悲しみを味わっていない人々の元気はここまですごいものなのか。

 

 

 

さらに!こんな方までいました。

 

「買ったけどダメだった動画」をわざわざ送ってきてくれたのです。

当たってなければ意味はない、しかし、私にとっては大きな意味のあるLINEなのである。

 

当たるわけがないという圧倒的な絶望感をぬぐうことができるのは、「協力」、「応援」、そういった「思いやり」なのである。

 

 

よく考えてみれば、「惜しまれたい」というのは一種の「かまってちゃん感情」なのです。

「解散してやる!」とか、「もうやめてやる!」とか、そういうたぐいの言葉の7割は、ただひきとめてほしいだけなんです。(3割はガチなので注意。)乙女心の勉強になりますね。

 

 

そう、そんなかまってちゃんな私に対しても、優しく協力してくれる人たちがいる。

 

そのことに気付いたとき、私は、もう惜しまれることなんて、もうどうでもいいという思いを抱き始めていました。

 

2本目が当たるとか、当たらないとか、そんなことはどうだっていい。

 

私はただ、人々のやさしさ、ぬくもりにふれたかったのだ、と。

 

あたたまる方法を馬鹿みたいに考える前に、人のぬくもりに触れたらよかったのだわ。

 

やれるだけ、がんばってみるよ。

 

 

 


 

というわけで、LINEをくれた人々を連れて、レッツ自販機!!!

 

1本目。

「377」

なるほど。めげない。

 

2本目にいこう!

2本目にして心が折れました。

また3かよ。

 

3本目も3だったら自販機をつぶそう。

「477」!!!

 

さきほども、4が繰り返されるという事件がありましたね。

さっきの3はきっとそういうことだったのだ、1度ぐらいは同じ数字がでるのだ。

きっと次はがでるはず。

でるはず…。

でるはず……。

また5がとぶのかよ!!!!!!!

 

もう次は絶対に7だ!!!!!!!

 

そうじゃなかったら解散する!!!

…………多分ここでやめるのが1番惜しい。

 

 

 

 

 

 

 

大変お世話になっております。

 

この度は「第2回 年越しヒトツマミ合戦」に向けて、僕たち「7777」へ出演依頼を頂き、誠にありがとうございました。

 

「7777」としてこれまでに様々なヒトツマミの記事に出演させて頂いてきた中で、グループのラストステージをどうすべきか、メンバーそれぞれにずっと悩み考えてきましたが、20年間一緒に歩んできた「数字の6」がいて、3つの数字でレギュラー出演をさせて頂いた「677」を自分たちのラストステージとさせて頂きたいという想いに至りました。

 

ヒトツマミ歌合戦には2回も出演させて頂きましたこと、心より感謝しておりますと共に御礼申し上げたいと思います。

 

陰ながらにはなってしまいますが、第2回年越しヒトツマミのご成功を心よりお祈りしております。

 

本当にありがとうございました。そしてこれからもメンバー3人それぞれに、お世話になることもあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

2016年12月31日

 

 

 

よいお年を。そして、いつか某グループが復活してくれることを、私は願っています。