モヤ多摩 最終回 〜谷保行ってみた〜

 



多摩もええとこやけれど……


こんにちは、鷹・カーンです。

このサイトを運営するHASCは7月に代替わりが行われるのですが、それに伴い僕も今月いっぱいでヒトツマミ編集部を退任することになりました。実は昨年6月のヒトツマミ発足以来ずっと編集部にいたというささやかな自負がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と言えるほどの貢献はしていないですが、とにかく店じまいを始めないといけません。

 

 

今日はまず恐らく誰も引き継がないであろう、サイト発足当初からの連載シリーズ「モヤ多摩」に終止符を打ちます。

 

 

モヤ多摩最後の舞台はこちら。

 

JR南武線 谷保駅

 

 

JR国立駅から始まる大学通りをひたすら南に行った果てにある、国立市の駅です。サークルなどでこの辺りによく行く方、この辺りのお住まいの方にはおなじみのエリアだと思いますが、そうでない方にとっては「そんな駅があるらしい」程度の認識かも知れません。

 

実は僕もこのエリアに2年数か月住んでいます。2年住んでもモヤモヤした街です。

今日、この一番身近なモヤモヤタウンを紹介してこの企画を畳みます。

 

 

 

 

 

 

 

……と言ってみたはいいものの、本当に紹介しづらい街で(中途半端に知ってしまっているからというのもある)、

 
 
 

駅徒歩2分圏内にインド(ネパール)料理店が3軒あるとか、

 

 

 
 
 

一橋大学のサークル・Pro-Kさんが経営しているお店が3軒あったり

 

 

 

というのはあるんですが、これらはモヤ多摩で扱うべき「モヤモヤしたこと」と言えるのか……?

 

 

谷保の何を扱えば「モヤ多摩」の趣旨と合致して、かつ最終回に相応しい内容になるのか。この問題に悩まされているうちに記事の〆切はどんどん迫ってきて、ついにマトモな取材をする時間も無くなってしまいました。

 

途方に暮れた僕は夜の谷保を一人で散歩に出ました。俗に言う「徘徊」です。

 

歩くこと××分(←ここを明記すると僕の住所がバレる可能性があるので)。

 

夜の谷保天満宮です。

 

この谷保天満宮という神社は思いの外由緒ある神社らしく、交通安全祈願発祥の地とのこと。

とりあえずお参りしておこう、ということで中へ。

今から数枚夜の神社の写真をお見せしますが、霊的な何かが見えたらご連絡下さい

 

 
 
 
 

霊、見えましたか?

 

 

後から知ったのですが、夜に神社をお参りするのはあまりよくないらしいですね。夜は神様の時間だとか何とかで。

 

 

さて、さすがにこれで記事を終わらせるわけにはいかぬ、どうしよう、と頭を抱えて徘徊を続け、気づけば谷保駅前。

 

 

谷保駅にこんなバス停があるの、ご存知ですか?

 

なぜか保駅から大阪行きの高速夜行バスが毎日出ているんですね。

東京駅を出たバスが新宿と谷保に寄って大阪へ向かう、というかなり意味不明な運行なのですが、交通安全祈願の神様が関係しているのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

あっ

 

来た。

 

 

大阪から単身上京して2年あまり。ヒトツマミ編集部員として「モヤ多摩」という企画をやって1年あまり。幸か不幸か東京色にあまり染まらないまま大学生活の後半戦に入ってしまった私鷹・カーン。

やっぱ自分は大阪が好きやねんなぁ、東京の水は何か合わへんなぁ、と感じることも少なくないのが事実です。「モヤ多摩」の最終回で言うことでもないのですが……。

 

 

ああ、大阪が懐かしいなぁ……

 

……乗ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝7時半大阪・淀川です。帰ってきてしもた。

 

 

 

 

 

 

 

……いやいや、「帰ってきてしもた。」じゃなくて。

 

とりあえずこの記事書かないといけないので今日中に谷保に帰らないといけません。第一「モヤ多摩」のラストが大阪って意味不明でしょ。

 

ただ新幹線に乗るだけのお金の持ち合わせはありません。

 

 

……仕方ない。

JR大阪駅の売店でパンと水を買って、いざ出発。

 

朝9時ちょうど。JR東海道山陽本線新快速で大阪を発って、

 

 

10時25分米原到着。

最近滋賀県はベッドタウンとして発展著しいという話を聞いたことがありますが、大津駅から彦根駅あたりまでずっと新しそうな駅近のマンションが建っているのを見るに、どうやら本当のようです。

 

10時半米原発のJR東海道本線新快速豊橋行に乗り換えて、

 

11時43分に名古屋で途中下車。本当は豊橋まで一本で行っても良かったのですが、やはり名古屋で降りるチャンスがあればこれを食わぬわけにはいきません。

 

 

きしめんです。

 

名古屋駅はどのホームにも美味しいきしめんを食べられる立ち食いきしめん屋があるので、改札をくぐることなく名物をいただけます。

 

 

腹を満たして改めて12時17分発の新快速に乗って豊橋へ。

 

13時08分に豊橋到着。ここから東海道の長い長い静岡県ゾーンに入ります。

 

13時23分発の東海道本線に乗り換え、

 

13時57分に浜松に到着。

 

14時09分発の東海道本線に乗り換えて

 

 

15時20分静岡に到着。同じ静岡県でも愛知寄りの浜松とやや神奈川寄りの静岡では雰囲気が少し違うように感じます。多分静岡より浜松の方が中日ドラゴンズのファンは多いと思います、多分。

 

あと、浜松・静岡問わず静岡県の人、スマホの画面バキバキ率が高い気がしたのですが、何かあるんでしょうか? 静岡県民おっちょこちょい説静岡県民気性荒過ぎ説と両説あるのですが、検証には至っていません。ちなみに浜松出身の後輩OBAは大学入学からの一年ちょいで既にスマホを2回替えているとのこと。

 

3分乗り換えで15時23分発の東海道本線に乗って、

 

16時41分に熱海に到着。看板から東京に近づいているのを感じられます。

 

この看板を撮っている間に乗るべき電車を一本逃してしまい、17時04分に上野東京ライン快速に乗車。

 

17時25分小田原に到着。ここで一旦JRの改札を出ます。大阪駅以来、実に8時間30分ぶりの改札です。

 

谷保駅に最短距離(かつ最安値)で帰るにはここで小田急線を使うのが得策なのでここで乗り換えます。17時42分発の小田急線急行に乗って、

 

18時53分登戸で下車。ついにJR南武線まで戻ってきました。

 

19時04分発の南武線各停に乗って……

 

19時25分、大阪出発から実に10時間25分、前日の夜にバスに飛び乗った谷保に舞い戻りました。

 

 


最終回にしてワケわからんことをしてしまったので、この企画の着地点を見いだせずにいます。とりあえず今日の結論は「谷保は実は多摩屈指の大阪に近い街」ということにしておきましょう。

 

 

自分で言うのもアレですが、この「モヤ多摩」はヒトツマミの中でもかなりニッチな企画だったので爆発的にアクセス数を稼ぐことはまるで期待できないし、いつ打ち切りになっても全然大丈夫、というユルいスタンスでぼちぼちやってきたのですが、何だかんだで今回含め10回やることができました。これもひとえに学内に約5人いると言われている読者の皆様のおかげです。ありがとうございました。

この企画をやって改めて分かったのですが、割と楽しいので暇つぶしの手段として「降りたことのないよく分からない駅周辺を散歩してみる」というのをオススメします。「行った」というだけで話のネタにちょっとだけなります。ちょっとだけ。初対面の人とかに話すと「変わり者」のレッテルを張られるのであまり勧められませんが……。

 

 

僕は「モヤ多摩」以外で今月あといくつか記事を書くことになっているので、その時にお目にかかります。あともう少しだけ、お付き合い下さい。

 

 

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