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見た目から入ったっていいじゃない!
どうも、ゆーきゃんです。
今日は二次試験の一日目でしたね、あまりの数学の出来なさにここやここの資料請求をしました。帰宅後。
さて話は変わって一橋生と雑談をする時、趣味の話。特に本や音楽の話になることが多いのですがそんな時(私の周りの人がそうであるだけかもしれませんが)
特定の作家の本・特定のバンドのCDのみを買う一橋生が多い
そんな印象を受けます
悪いことじゃないんですが、少々のもったいなさを感じます。大学生、時間を無限に使える最後の期間ですから
だからと言って面白さの伝わらないレビューを読まされ、「この春休みを期に読んでみては?」なんて一言で締められても読む気は起きませんよね?
また、オリコンチャートは今日もたくさんの愛で溢れて壊れているので参考にはなりませんし。
じゃあ分かる人に聴いてみよう!
という流れになりますが、
興味は持っていても、よく分かっていないジャンルを詳しく教えられても、結局なんだか分からないで終わることが多くないですか?
その結果、それに手を出さないで終わってしまいがちですよね。
私が今豆腐用醤油のすばらしさを語ったところで、その味は伝わらない。そういうことです。青魚によく合います、オススメ。
大抵の場合、残る感情は
「結局何を手に取ったらいいのかわからない」
そこで薦めたいのが
「ジャケ買い」
本の表装やCDジャケットであれば、画像を載せればすぐに好みか否かわかります!
また外見から入ったっていいじゃない!みたいな軽いノリで選んじゃえよ!というのも理由の一つですが、他にも幾つか良い点があります
1、 自分で選んだんだもの、読むっしょ?
2、 外見が良い!=中身がクソでも飾っておける
3、新しいジャンルに挑戦できる!
そんな感じで、ジャケットや表装が気に入ったものを手に取るところから始めてはいかがでしょうか?
ジャケットや本の表装を彩るイラストレーター紹介、個人的趣味全開でおとどけします!
「よく目にするし結構好き、でも名前は知らなかった」そんな有名イラストレーターの紹介も最後に付けましたので、最後までお付き合いいただければ幸いです!
スカイエマ
おそらく多くの人は山田悠介さんの「スイッチを押すとき」「その時までサヨナラ」の表紙の人、と言えばわかると思います。肌の配色が独特で素敵な作家さんです。
そんなスカイエマさん、200冊以上の書籍の表装を担当しています!おそらく意識して探せば街の本屋でもいくらでも見つかるでしょう。
時代もの、恋愛もの、推理もの、経営もの・・・様々なジャンルの本の表装を手掛けているので新しいジャンルの本を読みたいという人にもジャケ買いをオススメします。
そんなスカイエマさんのイラストが気に入ったあなたに勧めたい「ジャケ買い本」はこちら!
動物好きな人も、推理小説が好きな人も!
舞姫や君主論などの名著も彼女の表装で出版されています、この春休みに是非!
江口寿史
以前美術館学概論でも紹介しましたが、本やCDジャケット、広告等で素敵なイラストを発表している漫画家兼イラストレーターです。
漫画家としての代表作は『ストップ!! ひばりくん!』、『すすめ!!パイレーツ』、『江口寿史の爆発ディナーショー』といったところでしょうか?様々な雑誌の挿絵や映画「パーフェクトブルー」のキャラクター原案を担当したりと多岐にわたって活躍されています。
一番有名なのはこれでしょう。
銀杏BOYZのアルバム 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命(画像引用元)
私が小5の頃、ペプシしか飲まないムエタイが得意な塾の講師に「夏のうちに聴け」と渡されて聴いたものですが(全て実話です)、ジャケ買いしても後悔しない一枚です。
綺麗な声で高音域を歌う男性ボーカルが人気な今こそぶつけたい
一言つけたすとしたら
駆け抜けて性春だけでも良いから聴いてくれ
JUDY AND MARYの元ボーカルYUKIも参加したこの一曲、必聴です
お次はShiggy Jr.のミニアルバム『LISTEN TO THE MUSIC』(画像引用元)
このCD、私もジャケ買いしたもので「当たり」でした
曲は最高。
が、PVは極めてダサい
話はそれますが、なぜバンドマンは寺で作務衣きてPVとりたがるんでしょう?
KANA-BOONも
RIP SLYMEも
(おそらくShiggy.jrはRIP SLYMEと同じ總持寺を利用してます
どこオマージュしてんだよ!)
一橋生を想起させるようなこのだささ
ボーカルは中2の従妹のファッションと(ほぼ)完全に一致だし
ギターとベースの服装は大講義室で毎回数人はみるようなアレだし
ギターとドラムはコピペしたみたいな外見してるし
もしかして:一橋生
Google先生にお尋ねすると、
メンバー全員青学と早稲田
メンバー全員青学と早稲田
青学と早稲田!!??
嘘だろ!!??
わざとか、わざとなのか!?
このラスボスはスライムでした的な残念感…でも曲は良い、ハイセンス
そんなダサさとセンスを内包したShiggy.Jr
ダサいダサいと周囲から言われ続ける一橋生。「いや、中身で勝負」なんて言いつつ、多少脱ダサを試みるものの結局ダサい一橋生にこそオススメしたい一枚。ジャケ買いの選択肢の一つに
片山若子
まずは何も言わずにこのプロフィールを見てほしい(画像は公式サイトより引用)
なまえ・片山若子
どうぐ・水彩えのぐ
うおざおーがた。
はい、かわいい
この単純明快さと平仮名・漢字の比率
あざとい
そして公式サイト名
「渋皮栗」
意味わからん、でもかわいい
そんなゆるふわ感がにじみ出る作者から生み出される作品がこちら
気づけば手元に画集がありました。片山若子さん。推せます。
そんな彼女が表装を手がける本でジャケ買い(?)を勧めたいのは(無限にありますが)とりあえずこの三冊
ハローサマーグッドバイ
一度読書学概論でも紹介しましたこの一冊
何度でも言います、死ぬまでに一度は読んでほしい珠玉の一冊。
小市民シリーズ
推理小説好きは是非一度。一度読んだことがある人も、もう一度。読む時期で違った味わいがある一冊です。
致死量の青春を浴びて死んでください。
ちぐはぐな部品
読み易い長さと内容、これを機にSFにも手を出してみてはいかが?星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。
げみ
日本画の技術を根底に持つ今要注目イラストレーター
みなさん、このイラストに見覚えがありませんか?
星のすくい方
5万いいね、2万RTを記録し話題になったこの絵、Twitterをやっている人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?
独特な温かさがある絵を描かれるげみさんですが、京都造形大学の日本画コース出身なんです。
日本画という枠に良い意味でとらわれず、新しい日本画とも形容し得る素敵な絵を発表しているげみさん。様々な書籍の表装や曲のMVを彩っています。今、ジャケ買いを推したいイラストレーターです!
げみさんに関しては筆者も最近ジャケ買いを始めたばかりなので、気になっている本の画像と動画を貼っておきます!気になるものがあれば是非!(以下三枚画像引用元)
まんのみさき
話は一度横にそれますが、空想委員会。知っていますか?
歌うのは、恋と空気と、たまに闇。コトバと音がせめぎ合う、3人組ギターロックバンド。(公式サイトより運用)
このこっ恥ずかしい紹介文を読み、むずがゆさで一度天を仰ぎます。
ここでビジュアルに着目。
全員黒髪。しかもボーカルは七三黒縁眼鏡。
あの人一橋大学で見たことあるかも!
しっ、見ちゃいけません!
おそるおそる曲を聴いてみる
題名「春恋、覚醒」
あわわわわわわわわわわわわわ
歌詞を見てみる。訳すると、
いつも同じ電車乗ってる子が気になるけど話しかけられないし、よく読んでる本とか、鞄についてるバンドグッズとかチェックしちゃってもう夢中なんだけど、最近あの子見ないじゃん、見ないじゃん、あああああああああああ
この地味さ、すくすくまっすぐ育った感、若干の気持ち悪さそして曲のキャッチーさ
今一橋生に推したいバンドです!
そんな空想委員会のジャケットを手掛けているのがまんのみさきさん。
ほぼ全てのジャケットを担当しているまんのさんのイラスト、中村佑介さんやカスヤナガトさんが好きな方は気に入るんじゃないでしょうか?おすすめです。
まずは空想委員会、手にしてみては?
中村佑介
アジカンのジャケや「夜は短し歩けよ乙女」「謎解きはディナーのあとで」の表装で有名なイラストレーター
一枚絵で本やCDの中身やエッセンスを伝えるそのセンスは圧巻。
ノスタルジックでカラフルなその画風は様々な層から圧倒的人気を誇っています!
中村佑介の手がけたCDジャケと言えばアジカンが有名ですが(全作品中村佑介が手がけています)モーモールルギャバンやつじあやの、さだまさしなど数多くのアーティストのCDシャケットも手掛けています。
既読の方は多いと思いますが、森見登美彦×中村佑介の作品は両者ともに面白いので是非この春休みに。
カスヤナガト
誰でも一度は目にしたことがあるはず!
カラフルさとシンプルさで目を引くイラストレーター。
彼の絵が使われている有名作としては「植物図鑑」「神様のカルテ」など、
普段あまり本を読まない、何からよんで良いか分からない人がジャケ買いするならコレ!
不思議の扉シリーズ
普段あまり本を読まない、何からよんで良いか分からない人がジャケ買いするならコレ!
不思議な味わいの傑作を集めたアンソロジーシリーズです。オススメは「時をかける恋」編
短編集なので本を読む習慣がない人でも楽に読むことができるはず。また、乙一から太宰治まで様々な作家の作品が収録されています。この一冊を機に好きな文体、作家を見つけてはいかが?
以上、ゆーきゃんによるジャケ買い学概論でした!
まずは本屋やCDショップに足をはこんでみて、迷わず直観で手を出してみましょう!
長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!