みんなが気になるその素顔、暴きます。
こんにちは。ライターのMC菩薩です。
暦の上では立春を過ぎ、春が着々と近づいている今日この頃。光陰矢のごとし過ぎてぼーっとしてる間に夏学期がやって来そうですが、次の夏学期は今までの夏学期とはちょっと違うってこと、皆さんお気付きですか?
………………そう。
一橋休講大好きマン(@kyukodaisuki)がいないんです。
2013年11月のアカウント開設以降、Twitter上でほぼ毎日一橋の休講情報を呟き続けてくれた休講大好きマン。フォロワーは3000人以上、雑な計算で一橋生の4人に3人がフォローしているというお化けアカウントで、もはや僕たちの一橋ライフに欠かせない存在と言っても過言ではありません。
……が、休講大好きマンの中の人は2016年卒の4年生。この3月で一橋を卒業し、4月からは社会人、もとい「一橋有給大好きマン」として社会へと羽ばたいてしまいます。
「休講大好きマンがいない一橋なんて……。後継者はいないの!?!?」
「というか、そもそも休講大好きマンって何者?」
「休講大好きマン美人説、マジ?」
……など、何かと謎が多い休講大好きマン。このまま謎を残して卒業してしまうのは惜しすぎる!!!!ということで、期末試験まっただ中の1月下旬、インタビューさせていただきました。
休講大好きマンがインタビューを受けるのは、なんと今回が初めて。みんなが気になるその素顔を暴くため、活動を始めたきっかけから後継者問題まで、根掘り葉掘りいろいろと訊いてきました。
というわけで、さっそくインタビューの模様をご覧ください。
一橋休講大好きマンインタビュー
――ヒトツマミ編集部のMC菩薩です。お初にお目にかかるんですが、一橋休講大好きマンさんで間違いないですよね?
「そうですね、私が一橋休講大好きマンです。……思ったよりちゃんとしたインタビュー感があって緊張しますね(笑)。」
――いえいえ、普段通りリラックスしてお願いします(笑)。早速なんですが、いつ頃から休講大好きマンとして活動されているのか、何がきっかけで休講大好きマンを始めようと思ったのかという2点を伺いたいです。
「始めたのは私が2年生の秋なので、2013年の10月か11月くらいですね。最初はみんなに休講情報を教えてあげたいっていう気は一切無くて、ただネトスト(ネットストーキング)がしたかっただけなんですよ。」
――……ネトスト!?
「はい(笑)。もともと自分のTwitterアカウントが鍵垢(非公開アカウント)で、自分のアカウントを晒して他人をフォローすることがあんまり無かったんですよ。通知とか行くの嫌だし。でも、一橋って結構ツイッタラーと呼ばれる人が多くて、そういう人のツイートはこっそり見たいなって思って。それで、気兼ねなく他人のツイートを見られるように作ったのが、休講大好きマンのアカウントです。」
――予想の斜め上を行く理由ですね……。つまり、休講大好きマンは「ネトストがバレないためのそれっぽいアカウント」だったってことですか?
「そうですね。まずみんなを適当にフォローできるアカウントにしたくて、それに加えてどうせなら自分もツイッタラーっぽくフォロワーを増やして行きたいと思って。でも私は面白いことなんて呟けないし、便利系アカウントにしたらみんなフォローしてくれるんじゃないかなって思って、休講情報を呟くことにしました。私自身、家から大学まで2時間くらいかけて来たのに着いてから休講を知るっていうことが何回かあって、休講情報を知らせてくれるアカウントがあったらいいなーとは前々から思っていたんですよ。まあ、実は私よりも前に一橋の休講情報を知らせるアカウントはあったんですけど、それは真面目過ぎてあんまり浸透していなかったみたいだったので、どうせやるならふざけた感じにしようと思ってああいう形になりました。」
――なるほど……。ネトストが全ての始まりだったとのことですが、今はフォローされてもフォローバックはしていないですよね?いつ頃から自発フォローをやめるようになったんですか?
「始めたての頃、フォローをしまくってたら一回アカウントが凍結されてしまって。それで自分からフォローするのを一旦やめてみたら、今度はフォロワーを増やしていくのが楽しくなっていったんですよ。それで、今度はフォロワーをひたすら増やす方向にシフトしていきました。」
――その結果、今やフォロワー3000人超え、一橋生なら誰もが知っているアカウントですもんね。ここまで休講大好きマンとしての活動を続けてきたモチベーションっていうのは、どこにあるんですか?
「モチベーションですか……(笑)。実際、そこまで大変なことでもないので、特別なモチベーションは無いんですよね。朝起きて呟くだけだし。まあ、休講が無い日にちょっとウケを狙ったツイートをして、それが拡散されるのが嬉しくて続けてきたっていうのはあります。だから、今は休講が無い日の方がかえって頑張らなきゃっていう気持ちにはなりますね。」
――たしかに、休講がない日の画像のチョイスは絶妙ですよね。この画像はどうやって選んでいるのか気になります。
「基本的には、その時話題になっている画像を引っ張ってきたり、2ちゃんねるとかで使えそうな画像を見つけて保存しておいたり……っていう感じですね。でも、いつか使おうと思って保存しておいた画像も他の画像とごちゃまぜになって、結局忘れちゃうことが多いかもしれないです。」
――そういえば、始めたての頃、自分が休講大好きマンだっていうことは周りの方に知られていたんですか?
「最初の頃は誰にも言っていなかったので、本当に全く知られていませんでしたね。だから自分の身の回りの反応も全然無くて、たまに休講マンについて周りの人が話しているのを見るとほくそ笑む……みたいな(笑)。」
――でも、今では結構周りに知られているんじゃないですか?Twitter上でも、「休講大好きマンの正体は○○だ~」みたいな話題をたまに見かける気がします。
「私は松井ゼミに所属しているんですが、一回松井ゼミが炎上騒ぎを起こしたことがあって、その時に周りに知られるようになったと思います。ゼミ生の間で炎上について話していた時、次第にTwitterの話になって、その流れで休講マンが話題にのぼったんですよ。それで、『実はあれって私なんだよね~』って何となくカミングアウトしてみたら、友達にめちゃくちゃ驚かれて(笑)。そこから一気に噂が広まったんだと思います。」
――じゃあ知られ始めたのはここ1年ってことですね。それでは、休講大好きマンをやっていて辛かったことは何かありますか?
「辛かったことは特に無いんですけど、たまに寝坊したり、呟き忘れたりした時は申し訳ない気持ちになりますね。一応、毎朝1限が始まる時間までには休講情報を呟こうと思っているんですけど、特に4年になって自分の授業が無くなってからはちょっと大変でした。」
――それでも、フォロワーの反応があったから続けて来られた……と。
「いや、反応があったから続けれ来られたっていうよりは、一回始めたものだから卒業するまでは続けようって決めたのが大きいです。フォロワーも2000人くらいになってきて、このまま自然消滅するのはさすがに失礼なんじゃないかなと。言ってしまえば、『休講マンとしての自意識』みたいなものが芽生えたのかもしれないです(笑)。」
――休講マンとしての自意識ですか……。それでは、2年間休講大好きマンをやってきて、印象に残ったエピソードを教えてください。
「一度Twitter上で『休講大好きマンは掲示板の休講情報もチェックしないと休講大好きマンと呼べないんじゃないか』みたいな風潮が出来た時があって、一時期掲示板もチェックするようにしたんですけど、大変だったのですぐやめました。その時、自分がそんなに休講大好きじゃないってことに気付くっていう……(笑)。あとは、これもTwitter上で『休講大好きマン美人説』が流れたことがあって、もう一生顔出し出来ないなって思いました(笑)。別に顔を出す事自体はそんなに抵抗は無いんですけどね。」
――それなら、今回も顔出しは無しの方向でいきましょう(笑)。続けて今後について伺いたいんですが、この春からは就職されるということで、当然休講情報はチェックしなくなりますよね?
「そうですね、休講大好きマンから有給大好きマンになります。」
――2年間続いた習慣が無くなること、率直にどう思いますか?
「ふざけたツイートをして、ふざけた反響を得るっていう一連の流れが無くなってしまうのは寂しいですね。今あるアカウントはとりあえず放置して、2代目が現れるのを待ちます。」
――これまでに後継者希望の人から連絡は来ていないんですか?
「来ていないです。多分、また始める時は誰かが勝手に始めるんじゃないですかね。」
――ぜひ後継者が現れてほしいところですが、後継者に必要な資質は何かありますか?
「なんだろう……。適当な人間の方がいいと思います(笑)。毎日ちゃんと呟かなきゃ!とか、毎日休講をみんなに教えてあげなきゃ!みたいな気持ちじゃ絶対続かないと思うし、私も休講が無い日にふざけた画像を投稿するのが面白くてやっているだけなので。適当な、授業が嫌いな人間がやればいいと思います。」
――なるほど、ありがとうございます。それでは、最後に読者の方々に向けて一言メッセージをお願いします。
「そうですね……。今まで寝坊したり呟き忘れたりしてごめんなさいっていうのと、フォローありがとうございますっていうのを伝えたいです。みんなが思っているほど全然大変じゃなくて、思ったより持ち上げられてしまってアワアワしているんですけど……。この前の『今年で休講大好きマンは終わります』っていうツイートにもたくさんの方がいいねを付けてくれて、結構嬉しかったです。『無くなっちゃうと困る』っていうリプライが来た時は、自分も休講大好きマンをやって少しは価値を築けたのかなって思いました。」
――確かに、この前のツイートは140以上いいねが付いていましたね。
「そうなんですよ。でも、今までで一番リツイートされたのはこのツイートだと思います。」
「この画像、XVIDEOSっていうサイトの…………」
――……それ以上はコンプラ的にやめておきましょう。改めて、今日はインタビューありがとうございました。
「すみません(笑)。こちらこそ、ありがとうございました。」
いかがだったでしょうか。恐らく最初で最後となる休講大好きマンへのインタビュー、注目発言が目白押しだったことかと思います。
さて、冒頭から何度も繰り返しているように、現・一橋休講大好きマンはもう引退。よりよい大学生活のため、そして僕たち一橋生のタイムラインに彩りを添えるためにも、後継者の出現が待ち望まれるところです。この記事を読んだそこのあなた、ぜひ2代目・一橋休講大好きマンとして名乗りを上げてみてはいかがでしょうか。
以上、「卒業&引退記念!一橋休講大好きマンインタビュー」でした!